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私には双子の妹がいる。
青々とした長い髪に水色の瞳を持つ、それはそれは可愛い妹………だなんて思っていたのは幼少時のときだけで、今はそんなこと全く思ってない。
当時は“まなちゃんかわいい”
“まなちゃんそれは華蓮がやったげるね”
とかなんとか言ってめちゃくちゃ可愛がっていた記憶がある。
何故、可愛がっていた、あのときの私。過去の汚点でしかないじゃないか。

それはさておき、我が妹の名前は愛美。愛しく美しい人、という意味合いらしい(笑)。
いまどきそんな名前ないでしょと思って両親に聞いたところ不思議なことに、どうしてそんな名前を付けたのか解らないらしく、大層気味悪がっていた。
そのときは何故か愛美でないといけない。そんな気がしたそうだ。

「華蓮〜」

間の抜けた声に現実に引き戻され、振り返ると我が友、尾浜 勘右衛門。通称、勘ちゃんが何故かブンブン手を振りながら、眩しいくらいの満面な笑みを浮かべて走ってきた。

(あの笑い方…また何か仕出かしたね)

「勘ちゃんどうしたの」

「華蓮、今からいいもの見してあげる」「いいもの?」

「うん!いいもの!!」

……うん、とりあえず、ろくなものではないとしか理解出来なかった。

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