あなたを想う世界




++5++


雨かぁ・・・

傘はあるけど、やみそうだしなぁ。
悩みながら昇降口まできちゃったよ。
素直に帰ろう。

「今日も依頼0ですか」
「つまんない」


・・・そんなほいほい難事件が起こるわけないだろ。。。しかも小学校で。

一応挨拶ぐらいしておくか。
「みんな、さよなら。また来週ね」


いつかボロが出そうだな・・・


バイバイ。またねー。って声を聞きながら通り過ぎ・・・ようとして

「事件です」


・・・ぇ?


コソコソ話してたコナン君と哀ちゃんも驚いたみたいで、
一緒に振り返ると、小嶋君の下駄箱に手紙(依頼書?)を入れてる子がいた。

私はそのまま通り過ぎる。うん。関係ないからね。

傍観したいとか言って近寄っちゃダメ。
触らぬ神にたたりなし!



家に帰って普通に過ごして寝た。

朝起きて何をしようかとのんびりソファにむかうと、
開いた新聞の隅に
「米花町2丁目の木馬荘で火事」
という字が目に飛び込んできた。

「・・・昴さんとーじょーかな」
「ん?なんか言ったか?」
後ろから快斗がついてきてた。
「朝ごはんなにー?」
「何が食いたい?」

わいわい言いながら朝食をとったあと、
快斗と買い物にきた。
快斗は女児用の服を買うのがすき。こいつ、変な趣味ないよな・・・

すでにクローゼットは埋まりつつある。ハイペースすぎるだろ・・・
稼ぎもしないのに申し訳ないと思う。

人間ひとり養うのは大変だ。経済的にも、そして、、、
快斗はずっとひとりで生活していて、
急に見ず知らずの人間が生活空間に入り込んでストレスに感じないんだろうか。

あのときは、どうしたらいいかわからなくて目の前の彼に無理やり頼ったけど迷惑だよね。
母親には「拾ったんなら最後まで面倒見なさいよ」って言われたみたいだけど。
犬猫かとつっこんではいけない。犬猫のほうがマシだ。

ぼんやり見上げてると、首をかしげてこちらをみた。
「どーした?疲れたか?・・・あ、あそこ。アイス食おうぜ」

表現は違っても、彼は快斗のときもキッドのときも紳士でやさしい。
せめて、彼の日常を穏やかにする癒しになりたい。

道行く人たちが、幸せそうにアイスをほうばる私たちを
微笑ましそうに見ながら通り過ぎてゆく。
年の離れた兄妹にみえるかな。こんな穏やかな気持ちでいてほしいな。





アイスひとつで嬉しそうな顔するよな。コレで中身が成人してるとか。。。
想像できない。

世界がかわる。
そのうえ体が大人から子供にもどるなど、どれほど大きな負担だろう。
だからコイツは体調をくずしやすいのかと思う。

ストレスは様々な不調を引き起こすらしいしな。
物理的にも精神的にも体に負担が大きいということだろう。

悩み事がありそうな感じもするし。
「言えていない事」のことか?
言えていないということは、
言うつもりはあるけど言葉にして表現できないということか?

なんにしても、我慢していることも辛いことも多いだろうし、
やさしい時間をすごしてほしい。

最後は快斗視点
相手を思いあう気持ちは大切。

03/28
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ほのぼの日和