ぎんさん
「わー、可愛い!」
土方さんがプレゼントしてくれた着物と髪飾り。
薄ピンクでとても可愛らしい花柄のデザイン。
なんか、出かけたくなってしまう。
「あの、土方さん、」
「なんか用か。仕事で忙しいんだが。」
「あ、すいません、なんでもないです。」
忙しそうだ。
一緒に散歩でもどうかなと思ったんだけど、そんな余裕もないよね。
というか、着物に関して何も言ってくれなかったなあ、残念。
「あ、そうだ!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ピンポーーーーーーーーン!
「あれ、留守なのかなー。」
ピンポーーーーーーーーン!
「あ、開いてる。物騒だなあ。」
万事屋にきてみたが、いないみたい。
でも鍵が開いてる。
入ってもいいのかなー。
「お、お邪魔します。」
恐る恐る入ってみる。
「ぎ、銀さーん。いないんですかー?」
部屋に入ると、布団がひいてあった。
誰が寝てるみたいだ。
なんだ、寝ていたのか。
「銀さん、もうお昼ですけど…」
布団を取ろうとした瞬間、腕を捕まれ、そのまま押し倒されてしまった。
な、なに?!?!
「いちごちゃーん、何してんの?」
「い、いや、何って、遊びに」
「自分から誘ってくるなんて、大胆だなあ。」
「え?!え?!」
「そんな可愛い格好しちゃってさ。」
「あ、あの、銀さん、」
なんか、いつもと違う!!
「顔真っ赤だな。」
「っ、だって、なんか、違う!」
「何がちげーの?」
「銀さんじゃないみたい。」
「よく覚えときな、男はみんな野獣なんだよ。」
「え、ちょっ、待って!」
「待たねーよ。」
ぎゅっと目を瞑った。
首筋にチクリと痛みが走る。
何をされたんだろう…。
「銀さんの気持ちわかった?」
「へ?」
目を開けるといつもの銀さんだった。
意地悪な笑みを浮かべ私を見ている。
「わかってねーな。」
「こ、怖かった…」
「虐めすぎたわ、ごめんな」
「だ、大丈夫です」
「帰ってからが楽しみだ。」
「ん?何の話ですか?」
「ううん。こっちのはなしーーー♪」
なんだか、銀さんは、嬉しそうに、ルンルンしていた。
そのあと、神楽ちゃんも帰ってきて、みんなで、公園へ定春の散歩へいった。
「んーーー、楽しかった!」
「そりゃよかった。」
「神楽ちゃん!また遊ぼうね!」
「またネ!絶対アルよ!」
「ばいばーーーい!」
公園で別れて、屯所へ帰った。
銀さんが「送ってく」としつこかったが、丁重にお断りしました。
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