太客カイルの嫉妬
怒鳴るわけでもなく、カイルはあれから黙っていた。お互いの怒りを感じながら馬車は帰路を進んでいった。
何時間後に馬車は止まった。
「おい、カイル…?」
「……」
カイルは馬車を降り荷物を持った。何故か俺の荷物も持っていて、片手で俺の腕を強く引っ張った。馬車が止まったのはカイルのアパートの前だった。
何度名前を呼んでもカイルは俺を見もしなかった。
家に入れば、カイルは乱暴に荷物を放り投げた。寝室に向かうカイルに何をしようとしてるのかわかり、必死に抵抗する。
体格差があるから抵抗は全く効かなかった。更にカイルが怒ったことだけは感じた。
ベッドに押し倒され、やっとカイルの顔を見ることができた。無表情で怒りの色だけを浮かべた顔をしていて、今までそんな表情見たことなかった。
「か、カイル…」
「黙れよ、ぶっ殺すぞ」
カイルは近くの棚からベルトを取り出し、俺の腕を荒い動作で縛り付けた。
*
「あっ、あぁ…っ、も、やめっ、ひあああっ!」
服を脱がされ馬鹿みたいに脚を開いたまま、膝を立てるようにして脚を拘束された。
敏感なところを弄られて、アナルにはバイブを突き入れられた。バイブはずっと動き続けて俺に激しい快楽を植え付ける。
「これ付けてる限り何度でもイけるからなぁ…嬉しいだろ?淫乱」
「うれしくな、いぃっ、おねが、っこれやだ、ああっ!」
俺のチンポにはコックリングが嵌められて、どれだけイッても射精ができない状態にされていた。先走りだけを垂れ流して、それは赤く充血していた。
苦しくて仕方がないのに、カイルは追い討ちをかけるようにバイブを抜き差しした。
「あああっ!やらぁ、っやめてぇ、は、ああぁっ!」
「嫌じゃねえだろうが、あぁ?こんな美味そうにしゃぶりやがって…オラ、気持ちいだろ?」
「やだぁっ、つらいからっ、やめてっ、ひ、ぃぃっ」
硬いバイブは敏感な肉壁や前立腺を遠慮なく刺激した。気持ちよくて、苦しくてたまらない。涙を流しながら首を横に振った。
そんな俺を見て、カイルは熱い息を吐き出した。
「はぁ…そろそろ挿れてやるよ」
「う、ぁぁ…っ」
「チンポ欲しくて堪んねぇだろうからな」
バイブを性急に抜かれ、代わりに熱いものが当てがわれた。ヒクつく後孔に、カイルは遠慮なく突き入れた。奥まで一気に挿れられて、俺は目を見開いた。
「あっ、そ、なっされたら、あぁっ!はげしぃ、よっ、ひ、あああっ!」
「…気持ちいだろ?馬鹿みてえに締めつけやがって」
カイルは自分の快楽だけを求めるように腰を振っている。俺の体はそんな動きでも気持ちよくなっていて、縛られたチンポから先走りを噴き出した。
壊れたように喘ぎながら真上から見下ろすカイルを見つめる。
「そんな顔、あいつにも見せたのかよ…っ」
「んっ、ああっ、あ、…かい、る?」
苛立っているのか、カイルは顔を歪めた。
カイルは両手を俺の首に持ってきて、緩く力を入れた。何をしようとしてるのか理解して、俺は青褪めた。
「やめ、っぁあっ!か、いる…ぅ、っ」
「……クソが」
「あ、ぁ…っ」
ぎりぎり力を入れられて、意識が朦朧としてくる。ぐらぐら揺れる視界のなかで苦しげに歪められたカイルの目だけが見えた。
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