失恋ワンナイトラブ

 外国人×日本人

 なんとなく、本当に何となく海外に行きたくなった。
 煌びやかに輝く、ロサンゼルスの夜の街中をおどおどしながら歩く。完璧に挙動不審な動作だし、日本人の観光客だからか何回かガラの悪そうな人たちに絡まれそうになった。

 ーー他に好きなやつできたから、じゃあな。

 軽口を言うようにそう言って、となりの美人な男の肩を抱いた男を思い出す。
 そう、これは失恋旅行なのだ。あの男がいない場所に逃げたかった。
 英語はそこそこ話せるから、なんとなくロサンゼルスにしたのだ。

 いつのまにか全く知らない、怪しい雰囲気の店が並ぶ歓楽街に来ていた。巨乳でデカいお尻の女の人が道ゆく人に話しかけている。
 生粋のゲイの僕は、なぜか感心しながらその道を歩いた。

『お兄さん!ちょっと寄ってかない?』
「うぇ?!ぼく?」

 お姉さんは僕の日本語がわかっているのか(恐らくわかってない)、yes!と笑顔だ。

『ごめんなさい、僕ゲイだから』

 sorry.I'm gay.そう言えばだいたいの客引は引き下がる。お姉さんも目を見開いてから、手を振って離れて行った。
 僕はほっとして、また行くあてもなく歩き出そうとした。

「ーーコンニチハ」
「へっ?」

 振り返ると、白人の外国人の男がいた。ガタイもよくて、Tシャツの袖や胸元がパンパンになっている。

「アー、ワタシハ…ンー…タイソンデス」

 片言な日本語を聴きながら、僕はぎこちなく笑みを浮かべた。

『大丈夫、英語でいいよ。僕はマコトよろしく』
『お!よかった…日本人は英語できない人多いから』

 よろしく、マコト、と言って綺麗なブルーの瞳が細められた。
 あまりのかっこよさにポーッとしてから、慌てて握手を返した。

『よかったら、あそこのバーで一杯どう?奢るよ』
『じゃあ、一杯だけ…』

 タイソンのかっこよさに迷わず頷いていた。

 ーーって、もしかしてこれってナンパ?
 そう思いながらも、タイソンに連れられ小洒落たバーに向かった。

 *

 ーー今日はツイてるな、タイソンは頬を染める日本人を見下ろしながらそう思った。
 前々から日本人には興味があったが、ゲイの観光客なんていない。ましてや、英語が話せる日本人なんてほとんどいない。

 マコトは酒を飲ませれば、彼氏に振られたことや半年セックスしていないことをポロポロ吐いた。内心ニヤつきながら、俺はマコトを慰めた。

「俺が慰めてあげるからさ…マコトのホテルに連れてってよ」
「うん…」

 ーーやっぱ、日本人ってチョロいって本当なんだな。
 落ち込んだマコトを抱き寄せながら、俺は期待に胸を膨らませた。


「んぅ、ふっ…はぁ、は…たいそん…っ」

 ホテルに入り、ベッドに押し倒した。早速舌を絡ませるキスを仕掛ければ、マコトはすぐに息を上がらせた。
 シャツの下から主張する突起を優しく触ると、マコトは体をくねらせて声をあげた。

 ーーな、なんだ?!日本人はみんなこうなのか?

 どこを触っても、口付けても困ったように眉を下げ、潤んだ瞳で見つめてくる。赤ん坊のような…子犬のような声をあげる。
 虐めてもいないのに、虐めているような気分になってしまう。そんな俺の戸惑いを知らずに、マコトは俺の手を掴み指に吸い付いた。

「も、ぼくだめ…っ、いやらしいことしたい…」
「…いやらしいこと?そんな泣きそうな顔してるのに?」
「うん、いっぱい…んぅ、ちゅっ、いじめてほしい…」

 マコトは俺の息子をしゃぶるように、指に舌を這わせた。一気にジーンズの前がキツくなり、俺は服を脱いだ。


「タイソンの、おっきい…あぁぁっ、入ってる…はいってるよぉ」
「…っ、はぁ」

 最初はびびってたくせに、マコトは目をうっとりさせながら俺のちんぽに犯されるアナルを見つめる。両膝裏を掴み上げ、ゆっくり焦らすように奥まで挿入した。

「はいったよ、君のなかに…っ」
「うぅぅっ、はぁ、だめ…っ!」
「えっ、どうした?痛い?」

 ピクピク震えながら泣くマコトにギョッとしてしまう。

「きもちよくて…ん、もぅ、いきそう…っ、あっ、いくいく…っ!」

 ーーへ?
 ビュルルッ!勢いよくマコトは腹から顔にまで精液を飛ばした。
 痛くもなく、気持ちよすぎて泣いたのか…?信じられないことだが、またマコトは子犬のように鳴き出した。
 そんなマコトに振り回される、そして興奮している自分に腹が立って激しく腰を振った。

「んあああっ!?や、やあっ、あっ!ひ、い…っはげし、いぃっ!」
「はっ、はっ…気持ちいいんだろう!?」
「いいっ、いいれすっ、もっとして…っお、ぉっ!おかしてくらさいぃ!」

 泣きながら喘ぐマコトは加護欲をそそるが、それと同時に加虐心が湧いてくる。
 今までにないほど興奮しながら、俺は行為に夢中になった。

 *

「んぅ、っタイソン…くすぐったいよ」
「あんなに俺を翻弄した罰だよ、マコト」

 一通りやって、落ちついた俺とマコト。マコトを膝の上に乗せて、後ろから抱きしめた体勢で体を撫でていく。日本人は肌はこんなに毛が薄く、滑らかなのかと内心驚いた。

「ぁ、そこ…だめ…っ」
「ん?マコトのダメはいい、の間違いだろう?」
「やぁ、ぁっ」

 玉を優しく揉むと、マコトはまたあの可愛い顔で俺を見上げた。

「タイソン、もっと僕をいじめて?」
「マコト…」

 マコトは四つん這いになり、尻を高く上げた。
 未だにヒクついて、ローションで濡れたアナルを見せつける。

「…おっきいちんぽ、ちょうだい?」

 半勃ちだった息子が、ヘソに付くくらい起き上がったのは言うまでもない。



ーあとがきー
日本人にハマり、日本人食いのタイソンと呼ばれるようになったとか…
ツイッターで、外国人は日本人の喘ぎ声は赤ちゃんの声に聞こえるというのを見たので書いて見ました。コレジャナイ感…笑


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