星観察


深い青のシルクにキラキラと輝く砂を何粒かのせるだけでそれはもう夜空。
―私は月より星が好きだ。
月は地球の近くにあるけれども
星は何億光年も彼方にあって小さくキラキラと輝いているのは大きいから。
大きな星なのに地球から見れば小さい。
まるで人間みたい。

私達の間で見れば大きいけれども
星たちから見れば小さい。
空を飛ぶ鳥だってそうだ。

きらりきらりきらり。

いつの間にか夜になっていたことに気がつく。
車輪を動かしベランダへ。
ノートも忘れずに。
空を見上げるとたくさんの星星が輝いていた。
ノートを開き一つ一つ確認をしていく。

覚えてはいないが気がついた時このノートがあった。
星座等が丁寧に書かれていた。
表紙には走り書きだけれども綺麗な字で「ステラへ」と書かれているだけ。

いつ自分が星観察のことを話したのだろうか。
誰が書いたのかも気になった。

誰だろう。


きらりきらりきらり。
きらりきらりきらり。

問いかけても返事は来ない。
星が月がただ、ただ、静かに輝いているだけ。







(この星は本物なのかな。)



- 30 -


[*前] | [次#]
ページ:



星空