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「単独だと…?」
蓮が、心愛を抱き寄せて物陰から様子を伺って呟いた。
菊治は、銃弾を掠った七海へと能力を使い治していた。
物陰から出られない。出たらきっとまた射撃が始まる。
「何処にいるんだ?」
藜が呟いた側から、トワがちらりと物陰から少し顔を覗かせた。
瞬間、銃弾が飛んできた。
「アホッ!」
物陰から顔をだそうとしていたトワにいち早く気がついた智也がトワの首根っこを掴んで引っ込めた。
彼が気がついていなければきっとトワの頭はぶっ飛んでいただろう。
青ざめた顔でお礼を言うトワ。
「何か盾になるような物があればいいんだけどね…。」
「あの腕は盾があっても瞬時に隙を見つけ出して撃ってくるぞ…。わ、わしはもう…無理じゃ…。」
「と、トワちゃん…!」
ガクリと項垂れたトワに心愛が肩に手を置き揺さぶる。トワの髪が若干毛先が焦げている。目前で広げられた茶番劇に蓮が呆れて溜息をついた。
すると、皆座って様子を伺っていたが1人勢い良く立ち上がった。
―――
更新しようと思ったけれど進んでできなかったやつ。
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星空