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「あれ、早速?」
聞こえた音に海は顔をあげた。
手に持っていた木の棒を投げ捨てて、周りを見渡す。
彼は先程から人を探していた。
目立つ容姿の人を。
金髪碧眼の麗人―七瀬琴子を。
実は彼、林間学校1日目に不覚にも(?)彼に恋してしまった。
理由は単純、同じピアスをしていたから。それはただの興味を持つきっかけとしかならなかった。
翌々彼を観察していると(海はストーカーではないと言い張るが、立派なストーカー行為だ)徐々に惹かれ、彼を視界の端に見つけると目で追ったり彼が誰かと話していたりスキンシップをとっていると酷く醜い感情が溢れた。
―僕だけ見ていればいいのに。
腸が煮えくり返りそうになるくらいに、嫉妬をして彼に恋していた。
「七瀬いないなあ…、早く七瀬を僕のだけにしたいんだけど…」
言っている内容は恐ろしいが、海の表情はとてもワクワクとしたものだった。
生い茂る木々を抜けると、そこにはちょっとした広場があった。
そして、見つけた。―彼の思い人の頭を。
嬉しくなり、近寄る。その表情は正に恋する乙女のようだった。
そして、彼とあと20メートルのところで立ち止まった。
唇の皮を捲る。
「…神代?なんで、七瀬といるの?」
激しい嫉妬が襲う。
神代蓮と、コトコが一緒にいるのが海は許せなかった。
素早く茂みに隠れてクロスボウを構える。
狙いは、蓮の頭。
―七瀬に手出したら許さない、僕だけの物になるんだから。
血が出るくらい、海は唇を噛んだ。
―――――
名前 大歳海(おおとし うみ)
雨宮高校
方針 七瀬好きだから殺りたい()
身体状態 特に問題ない
精神状態 特に問題ない
武器 クロスボウ
持ち物 支給品、飲み込んでもいいガム、ポテトチップス
現在地 5−G
※蓮くんがコトコくんに触れたら攻撃する様子。
隠れるのが得意な彼の設定を生かして欲しいので、気がついていないといった風にしてくださると嬉しいです。
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星空