男女の概念狂ってる

男女の概念狂ってるザキと葉月。ラグの上に座ってテレビ見てるザキの足の間に収まって座って一緒にテレビ見る葉月。二人で酒飲んでるけど途中からお互いのグラスとか箸がどっちのだか分かんなくなってるし、酔いが回ってくるとべたべたにくっつき始めるそのまま抱きしめ合って寝てる。

途中で起きたザキが「んぁ…?さむ…」って身震いして葉月のことを抱き枕みたいにぎゅうって抱きしめるけど結局寒くて欠伸を噛み殺しながら葉月のこと横抱きにしてベッドまで行く。そのまま二人でシングルの狭いベッドに潜り込んで寝て、朝起きた葉月が「…ここまでいつ来たっけ?」って首傾げる。

ベッドから降りて給湯器のスイッチを入れてシャワーを浴びてたらがらっと風呂場の扉が開いて「クッソ、あたまいてぇ」ってザキも風呂に入ってくるから「お湯張ってないんだけど」「は?ダル。入れようぜ」「溜まるまで空の浴槽で体育座りでもしてろ」って二人でけらけら笑いあってる。

葉月がシャワー浴びてる間に「さみぃ」って言いながらちょっとずつ溜まってくお湯をぼけっと寝ぼけまなこで見てるザキ。葉月がシャワー浴び終わったくらいのタイミングでいい感じにお湯溜まって「はいこうた〜い」って結局全然お湯に浸からないまま浴槽から追い出されるザキ。「今の俺何の時間だよ」「虚無」

葉月が浴槽でぬくぬく温まりながらスマホ弄ってればシャワー浴び終わったザキが「そっち詰めろ」って入って来て葉月を抱えるようにしてお湯に浸かって「あ゛ぁ゛〜…」って言うから「おっさんじゃん」「あ?うっせーよ。風呂入りゃ皆そうなんだろ」「私はならない」「なってるわ」ってじゃれてる。

そのまま二人でスマホで動画見ながらだらだら喋ってたら原から電話が来て「なに?」って出たら「あ、今風呂?カメラオンにしてくんね?」って笑いながら言われて「ダルすぎ」って言いながらカメラオンにしてザキを映したら「またお前ら一緒に風呂入ってんのかよ」って死ぬほど呆れられる。

「なんで毎回一緒に風呂入ってんの」
「節約」
「節約」
「いやそこより気にするとこもっとあんだろ」
「ある?」
「あるか?」
「はあああ……お前らそういうとこだって」
「なに?」
「分かんね生理じゃね」
「うける」
「ウケねーよ」
「てか何で電話して来たの?なんかあった?」
「今日飲み行かね?って思ってさー」
「お前今日3番と会うんじゃねーの」
「3番かよ。原嫌いなんじゃなかったっけ、その子」
「嫌いっつかウゼーだけ」
「一緒だろ。で?出かけんじゃねーの?」
「いや金ないって言い出したから切った」
「驚くほどクソで笑う」
「たまには出してやれよ」
「やだよ。俺が出さない前提でセフレなんだから」
「鬼のようにクズで最高」
「てことで飲み行こ」
「どうする?」
「あり。原持ちでしょ?」
「は?割り勘に決まってんだろ」
「レス早すぎだろ」
「ザキも行くっしょ?」
「行く」
「おけ〜。んじゃ18時にいつもんとこね」
「了解。遅れたらすまん」
「遅れたらザキ持ちだから」
「死んでも行くわ」

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