※超短い※
「さんじ、くんっ、!」
ふにゃりと笑って俺の腰に腕を回した名前ちゃんの頬は真っ赤な林檎のようで。そっと触れれば、じんわりと熱が伝わってくる。
普段よりも高いテンションに、よほどナミさん達とお酒を飲み交わしたことが嬉しかったのだろうと頬が緩む。
人よりも少し体温の低い俺の手が、冷たくて気持ちいいのか目を細めて擦り寄ってくる姿に思わず鼻の奥が熱くなる。垂れてきそうな鼻血を堪えて、彼女の頭を撫でる。
「どうしたんだい?」
「えへへ、っ、あのね…っ、なみが、さんじくんが、さみしがるからっ、いっておいでぇ、って」
だから、きた!と言って俺の胸に顔を填めてくふくふと笑う名前ちゃんに心臓が撃ち抜かれた。
鼻を押さえてナミさんを見ればニヤニヤと悪戯そうに笑っているものだから、気恥ずかしさに目を泳がせる。頭を撫でていた俺の手が止まったことに気付いた彼女が不思議そうに俺を見つめるから、何でもないよと笑ってまた頭を撫でた。
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