雛と西谷が付き合ってるIF。いきなり西谷から「帰国!」ってメッセージと自撮りが送られてきて「はぁ!?今!?」ってびっくりしながら連絡したら「今からそっち行くから夜空けとけよ!」なんて言われちゃって「相変わらず無茶苦茶だなぁ…」って思いながらも夜空けておく。
「よ!」って手を上げた西谷は心做しか最後に会った時よりも色が濃くなってて「今度はどこ行ってきたの」って聞いたらよく分かんない国の名前が帰ってきて「どこそれ…」って苦笑い。「とりあえずご飯行く?」ってお店探そうとしてスマホ出そうとしたらぎゅっと手首を握られるから「なに?」って首を傾げる。
「あー、いや、その…よ、」って珍しく歯切れの悪い西谷に「うん?どうしたの?」って向き直ったら真剣な顔でポケットから何かを取りだして「俺と、結婚してくれ」ってプロポーズされる。突然すぎてぽかんと口を開けて固まってたら「…おい、なんか言えよ」って珍しく露骨に頬を赤くした西谷がいて、一気に顔が熱くなる。
「はっ…!?な、なんッ…、なん、で…きゅうに、」ってはくはく口を開けたり閉じたりさせれば「…お前が、ずっと俺の隣にいる保証なんかねぇって、気付いたから」って言われてぎゅっと胸が苦しくなる。「俺に、何かあった時、真っ先にお前に会いたい」だから、結婚したい。
そう、ハッキリと真っ直ぐに目を見て伝えられてじわじわと目が熱くなる。「うん、うん…!わたしも、なにがあっても、一番に、さいしょにノヤにあいたい…!」って腕の中に飛び込めばぎゅうっと抱きしめられてぼろぼろ涙が零れてくる。「指輪、貰ってくれるか?」って恐る恐る聞いてくる西谷に「当たり前でしょ…!」って笑って指輪を付けてもらうんだけど、全然サイズ合ってなくてぶかぶかで「あっははは!もう、ほんと、あはは!」って泣きながらお腹抱えて笑っちゃう。
でもそれすら嬉しくて愛しくて「…ありがと。私を、夕の隣にいさせてくれて」って雛がふんわり笑って、心底嬉しそうに指輪をぎゅうっと握りしめるから、つられて西谷も胸がぐううっと膨らんで苦しくなる。「俺の方こそ、ありがとな」ってくしゃっと笑う。
その場ですぐに皆に連絡をして大騒ぎになるし、結婚式とかそういうのも一切無いまま慌ただしく籍だけ入れてまた海の向こうに飛んでっちゃうから「ほんと、自由なんだから」ってクスクス笑いながらぶかぶかの指輪を左手の薬指に付けてちゅってキスを落とす雛がいる。ちゃんと話し合ってそれでいいって、2人が決めたことだから何にも言わないし、お前ららしいよって2年ズが笑ってくれたから、それだけで無敵の気持ちだね。