よく分かんないけど自分を間に挟んで頭上でバチバチする黒尾と及川を交互に見て、何も言わずに諦めてストローを咥える雛。何かもう好きにしてくれと思ってる雛を横目に自分の方が雛と仲良しですけどマウント取り合ってる大人気ない2人。
「雛ちゃん、これ好きでしょ。1口あげるね」「え、いいんですか。やった〜ありがたく貰います」「雛ちゃんこの間電話でこれ食べてみたいって言ってたよな?半分こしね?」「覚えてたんですか?やった〜、しましょしましょ」ってメニューを見る雛を横目にバチバチ火花を散らしてる。
「いや〜ほんと及川くんイケメンだね。女子ファン多いでしょ」「そんな事ないよ。黒尾くんこそ、都会の男って感じだよね」ってお互い(雛ちゃんじゃなくても他の女で良いだろ雛ちゃんは俺の方が仲良いから)って遠回しに訴えあってる。
「はい、あーん」「あー、ん。おいしい!」「でしょ」ってここぞと言わんばかりにあーんする及川に対して「ほら、口の端。付いてる」「んむ、自分で取れるのに」「いいからいいから」って口の端に付いたソースを指で拭ってぺろっと舐める黒尾がいてお互い行動を起こす度にバチバチ!ってマジで火花散らす。
雛は自分を巡って争ってるとは思ってないけど、なんかバチバチしてんなあ…とだけは思ってるから「なんかあったんですか?」ってきょとんと首を傾げるんだけど「ん?何が?」「何にもないよ。ほら、こっちも食べな」「んむ、ありがとうございます」「俺のもたべていいからね。ほら」「あ、…んむ。おいしい」って話を逸らすみたいににっこり笑った2人に餌付けされてしまう。
(よく分かんないけどご飯美味しいしいっか)って思いながらご飯食べる雛を見て(自分を巡って争ってるとか思ってないんだろうなぁ)(ほんと無防備っていうか、なんつーか可愛いよなぁ)ってにんまりしてる及川と黒尾がいるよ。