孤爪と歩きながら喋ってる時に段差で足を踏み外してずるっと転びそうになる雛。｢あっぶな、｣と孤爪が片腕で支えてくれて｢ちょっと、ちゃんと前見て歩きなよ｣って眉を顰めるんだけど｢…研磨、力強いんだね…？｣とびっくりしてしまう雛。
｢は？｣って首傾げる孤爪に｢いや…バカにしてる訳じゃないけど、まさか片腕で支えられるとは思ってなかったから…｣って目をぱちぱちさせてたら｢何それ。さすがに俺だって雛くらい支えられるよ｣って言われて｢あっ違うってば！ごめんって！バカにしてない！ありがと！｣って言うけど｢うるさい｣って言われちゃって｢えーん研磨ごめんってばぁ〜！｣って孤爪の腕にしがみついてまた歩き始める。
｢重い、邪魔｣って言われるけど｢私くらい支えられるんでしょ！？支えてよ研磨〜！｣って縋り付いて2人でくっついて歩いてるから、たまたま見かけた黒尾が｢何してんの…？｣って怪訝な顔してくる。｢研磨に支えてもらってます｣｢うん？エッ何で？｣｢雛が転びながら歩くから｣｢エッごめん全然分かんないから黒尾さんにも分かるように説明してもらえます？｣｢何で分かんないの｣｢ね〜？分かるよね〜？｣ってこういうときだけは2人して結託するから黒尾さん困っちゃうよ。