雛と二口が付き合ってるIF。告白の時は顔赤くしながら好きって言ってくれたのに付き合い初めてからは全然好きって言ってくれない二口にちょっぴり物申したい雛。「私のこと、好き?」って聞いたら「……はぁ?」って怪訝な顔されたからもう怒りました。
「なーんちゃって。冗談冗談!」って笑って二口に背を向けたけどぶっちゃけ泣きそう。(もう好きじゃなくなっちゃった?寝起き悪いしすぐ馬鹿って言うし、私も恥ずかしくてあんまり好きとか言わないから?めんどくさい彼女だと思われたかな?別れようって言われちゃうかな)って悶々と考えてたら我慢できなくてボロッて涙が零れたのと、心配した二口が顔を覗き込んだのが一緒になっちゃって2人ともパチッと目が合ったことにびっくりして目をまん丸にしちゃう。
「…は、ッァ!?な、なん、なんで泣いて…」って動揺しまくりの二口に「な、なんでもない…!めにごみ、はいっただけ…!」って雛が一生懸命顔を逸らそうとするから「だとしてもそんなに泣いてたらほっとけねぇだろ」って両手でほっぺを包み込むようにして無理やり顔を上げさせられる。
「や…っ、!」って逃げようとするけど逃がしてくれなくて、どんどんぼろぼろ涙が零れてきちゃって止まらなくなる。「めんどくさくて、ごめん…っ、きらいに、ならないで、」ってぽろぽろ泣いたら二口の目がギョッとしたように見開かれて「は、ァ!?なん、っでそんな、あー…!クッソ…!」って表情がくるくる回る。
ぎゅうっと抱きしめられて「好きだよ。泣いてるお前を見て慰める余裕もなく狼狽えるくらいにな」って言われるからびっくりして目をぱちぱち瞬かせる。顔を見ようとして腕の中でもぞもぞ動くけど「こっち見んな」って頭を抱え込むようにして抱きしめられるから動けない。「わたしのこと、すき?」ってもう1回聞いたら「…好きだよ」って返ってきて「…え、へへ…」って頬が緩んじゃう。
「うれしい、」って二口の背中に手を回してきゅっと抱き着いたら「……そーかよ」ってぶっきらぼうな返事。それから暫く離してくれなくて、漸く離れたかと思ったら「汗かいたからシャワー浴びてくる」ってこっちをチラリとも見ずにお風呂場に向かうからてってこ追いかける雛がいる。
「なんッで、追っかけてくんだよ…!?」「顔見たいんだもん」「ふざけんなバカ」「バカじゃないもん」って逃げようとするフタクチを追いかけて顔を覗き込めば真っ赤になった顔が目に入ってもっともっと嬉しくなる。「てれてる」「照れてねぇ」「うそだ」「嘘じゃねえ」「だいすき」「……あっそ」って洗面所でぎゅうぎゅう抱き着いてくる雛を抱き締め返して素っ気ない返事をすることしかできない二口がいる。
この日以降、ちゃんと可愛いとか好きとか伝えるように頑張ってくれる二口がいるし、そんな不器用な努力が嬉しくて嬉しくて堪らない雛もいる。