マフィアパロで、潜入することになった雛。会場入りした瞬間にスッと表情が変わってターゲットの男に簡単に近付いて「はじめまして。お会いできて光栄です。ご一緒しても?」ってふんわり微笑むからターゲットを含め周りの男達が皆目を奪われる。
『相変わらずとんでもない化け方すんな…』『演技力はウチの中でも随一だからな』ってウエイターを装って会場に潜入してた成田と縁下が見守ってる中、着実に男との距離を縮める雛。流れるように腰に回された腕に「ここじゃ皆が見てるから、恥ずかしい…」ってちょっと頬を染めて上目遣いで男を見れば男はニヤニヤと下衆な笑みを浮かべながら手を離す。
不用意な接触もしっかり避けて、その上で好感度を上げられるのは雛のどこか幼い顔立ちがそうさせるのかもしれない。子供のように楽しそうに笑う姿と、大人の女性を思わせる穏やかな笑みとのギャップは数々の男達を惑わせてきた。トントン拍子に男の部屋に誘われてエレベーターに乗り、上階のホテルの部屋へ。
部屋に入るなりベッドへと誘おうとする男の首にするりと腕を回して抱きついて「ダメですよ。まだお仕事が終わってないので」ってにっこり笑って男の首筋にちくりと針を刺す。途端に男の体から力が抜けて倒れ込むから「ちょっとだけお休みしててください」って笑った雛が部屋の中を物色する。
カバンの中から見つけたメモリーカードを持ってきていた機会に通して中身がお目当ての情報であることを確認する。「よし!お仕事完了!おじさん、ありがとう」って意識を失ってひっくり返ってる男にふわっとブランケットをかけて部屋を出る。オートロックの扉はカチリと音を立てて施錠されて、そのまま隣の部屋へ滑り込む。
「ミッションコンプリート!」ってピースをしてにこにこと笑う雛に「うん。時間通り、さすがだな」って縁下が笑って頭を撫でてくれるから雛も嬉しくてふにゃふにゃ笑う。アジトに戻ると「縁下から聞いたぞ〜〜!!お手柄だったみたいじゃん!!」って菅原にめちゃめちゃ褒めてもらえるから嬉しくて「まあね!」ってピースして喜びを爆発させる。「アレと同一人物とは思えねえよな…」って木下が遠い目してるけどちゃんと同一人物です。