マフィアパロの雛。逆恨みで雛が捕まって、返して欲しければここまで来てみろって言われて「は?舐めとんのかコイツら」「いかにも三流が考えそうなことやん」「そんなに死にたいなら勝手に死ねや」「こんだけヒントあって特定できない訳ねぇだろ」ってブチ切れの稲荷崎2年組。
「角名、あとどんくらいや」って待ちきれなくてイライラしてる侑に「あと30秒」ってイライラしながらも的確にヒントから居場所を割り出す角名がいる。「マジで今回ばっかりは生きて帰さへんからな」って同じく待ちきれなくてイライラしてる治に「まあすぐにも死なさへんけどな」って目が全然笑ってない銀島が返す。
少しして角名が「はいビンゴ。俺の思ってた通りじゃん」って前にどんぱちやったことのある廃倉庫を指差す。車のキーを取った銀島に続くように全員が部屋を出て車に乗り込んですぐに廃倉庫へ向かえば、隠れる気があるのか無いのか、はたまたシンプルにバカなだけなのかは知らないけれど開け放たれた扉から下品な笑い声が聞こえてくる。
侑がつかつかと扉の方へ歩いて行って勢いよく壁に足を叩き付ければ、倉庫の中が一気に静まり返る。「どーもぉ、ウチの返してもらいに来ましたぁ」ってにっこり笑う侑だけどあまりにも目が笑ってない。倉庫の奥の方でぐったりする雛の背中に足を置いてる男を見つけて全員ブチ切れ。
角名が無言で一発ぶっぱなして「誰を足蹴にしてんだよ」って吐き捨てるから、それをきっかけに相手もキレて向かってくるから交戦開始。「よぉこれで雛をダシにして俺らを殺ろうなんて思えたな」って治が倒れた男の胸ぐらを掴んで凄めば「こんなレベルやから雛のことダシにしようなんて考えるんやろ。ほんましょーもないわ」って銀島が舌打ち混じりに吐き捨てて床に転がってる男を蹴り飛ばす。
力の差は歴然で、あっという間に雛を足蹴にしてたリーダー格の男だけになるから男は大焦り。「ふ、ざけんなよ…!いいのかよ!?テメェらそこから一歩でも近付いてみろ!この女の頭吹っ飛ばすぞ!!」って震える手で雛に向かって銃を向けるから全員が足を止める。
「は、はは…!ははは…!ざまぁねぇな!こんな女1人でテメエら全員動けなくなっちまうんだからなあ!?」って楽しそうに笑う男に侑がため息を吐く。「ほんっっっまアホやろ、自分。俺らがたった4人だけでこないなとこに来たと思っとるん?」って鼻で笑って言えば男の顔がぶわっと青くなって明らかに周りを警戒し始める。
「知っとるか?ウチにはなんぼ離れてても絶対当てる敏腕スナイパーがおんねん」って楽しそうに笑って言う銀島に男の顔はどんどん青くなって露骨に辺りをキョロキョロ見回し始めるから追い打ちと言わんばかりに治が「後ろ、気にせんでええの?」って笑えば男がバッと後ろを振り返る。一頻り背後を確認してから「は、はは…おどかしやがって…」って振り返ったが最後、眼前に広がる真っ黒な銃口。
「どう?自分に銃口が向けられる気分」ってにこりと口角を上げた角名に男ががたがたと震えて「た、たのむ…!おれも頼まれただけなんだよ、ほんとはこんなことしたくなくて…!」って情けなく命乞いを始める。でもむしろそれが角名の怒りに火を付けてしまって「は?」って笑顔が消える。
「何?お前、そんな甘っちょろい気持ちで雛に手出したの?」って男の額に銃口ぐりぐり押し付けて「雛に手出した時点で殺すって決めてたけどさあ…そこに信念もクソもないとか、救いようなさすぎだろ」って綺麗な顔を怒りに歪めるから背後で皆が(あーあ、角名がキレたわ)って降参のポーズ。
「この場で殺してやろうと思ってたけど止めるわ。一生殺さず飼ってやるから覚悟しとけよ」って吐き捨てて男の側頭部に銃身を打ち付ければ、男の体がぐらっと傾いて床に転がる。それからすぐに倒れてる雛を抱き起こして「雛、」って汚れた頬を撫でればきゅうっと眉間にシワが寄ってゆっくりと目を開けるから全員ホッとする。
「よかった。雛、もう大丈夫だよ」って角名が言えば「ごめ、わたしのせい、」って泣きそうな顔するから「お前のせいな訳ないやろ。悪いんは全部侑や」「いや何で俺やねん!?」「やれば出来るやん。ナイスツッコミ」「そういうのいらんねん!!」って皆がちょける。
「ふ、ふふ…っ、」っていつも通りのみんなの姿に雛がふにゃふにゃ笑って「ありがとう、たすけにきてくれて」って言えば「当たり前じゃん」「ま、やられっぱなしは癪やしな」「素直じゃないヤツはモテへんぞ」「はぁ〜!?めっちゃモテますぅ〜!」「ウザすぎやろその顔」ってまた皆でわいわい。
下っ端に意識あるやつ全員連れてこいって指示出してみんなで帰るんだけど、帰った後に雛が「あ、私のお腹蹴った人」とか「この人は私の事押し倒した人」って一人一人に何されたか全部言うから完全に火に油。まあ雛はそうなるの分かってて言ってるから強い女ではあるよね。