大人になった私達

大人になって久しぶりに2年の皆で集まった時雛。東京合宿の話になって「あの時、音駒とか梟谷の奴らと雛が仲良くなってたじゃん?実はあれちょっとジェラってたんだよね」って木下が暴露したことで「「分かる」」ってみんな実はジェラってたことが発覚する。

「いや何それ」って大笑いする雛に「いやそりゃそうでしょ」「今まで俺らのことだけ応援してくれてたのにな」「寝返ったもんな」「待って言い方!!」ってみんなでわいわい。「孤爪と付き合うとか言われたらどうしようかと思ってひやひやしてたよ」「俺は赤葦だと思ってた」ってみんな好き勝手言ってる。

「なにそれ。私が誰にでも尻尾振るような軽い女だと思ってたの?」ってわざと不機嫌ですみたいな顔したら「違う違う!」「そう言う意味じゃねーよ!」ってみんな大慌てだから「ぷっ、あはは!うそうそ分かってるよ」ってまた笑っちゃう。

「皆、私のこと大好きだもんね」っていたずらっ子みたいにニシシッて笑う雛に「はいはい、そうだな」ってみんなで笑い合う。お酒飲みながらわいわい騒いで「またね!」って分かれて家の近くまで縁下に送ってもらう。「あー!楽しかった!」ってご機嫌の雛に「そうだな」って縁下もご機嫌。

「皆が私のこと大好きなのがよーーく分かった!私に彼氏できたら皆泣いちゃうね」ってくすくす笑う雛に「お前に彼氏なんて田中と西谷が許さないだろ」って言うから「あ、なあに?縁下は許しちゃうんだ?」って言ったら「俺?俺は雛が幸せなら何にも言わないよ」って言ってくる。

「ふうん。じゃあ私が幸せじゃなかったら?」って聞いたら「その時は俺が貰う」って言われて一瞬時が止まるけど「うは、何それ。じゃあ私がずーっと一人だったら責任取ってすっと一緒にいてね」って笑ったら「俺もずっと一人だったらな」って返される。

翌日、お酒が抜けて冷静になってから二人とも(とんでもないことを口走ったのでは…!?)って大焦りするけど、まあアイツならいっかって思ってお互いにもうその日の話はしないし、また皆で会って飲むことがあってもこの話には触れないのが嬉しいような悲しいような。

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