大人になって就職した雛。孤爪に『仕事行きたくないよ〜』ってメッセージを送ったら『俺は在宅だから』って言われて、ムッとして速攻で電話をかける。｢なに…？｣って嫌そうな声で返事されるから｢こういうのは頑張れとかいうんじゃないの！？｣って文句言ったら｢雛はもう頑張ってるでしょ｣だって。
｢〜〜ッけんまぁぁ｣って感動でうるうるしてたら｢だから早く行きなよ｣って雑に言われて｢もう面倒になってるでしょ｣って一瞬で感動冷めるよね。｢俺忙しいんだよね｣｢うるさい半ニート｣｢は？こっち来た時もう泊めてあげないから｣｢あああうそうそ！嘘です神様仏様ｹﾝﾏ様〜〜！｣｢なにそれ笑｣って言いながら準備する。
｢よし！準備完了！｣ってがさがさ電話口で音を立てる雛に｢忘れ物しないでよ｣って声をかける孤爪。｢ばっちり！今日は？配信するの？｣って雛が聞けば｢考え中。雛が19時までに帰って来たらやろうかな｣って返されて｢ちょっとそれ重いんだけど｣って笑っちゃう。
｢嘘だよ。夜配信するから、早く帰ってきな｣って言われて｢やった！今日あれやってよ、前回のホラゲの続き｣｢俺がホラゲやってもつまんないって言われるんだけど｣｢私はつまんなくないもん｣｢雛がゲーム苦手だからってやってみたいやつ俺にやらせるのやめてよね｣｢いいじゃん！新しいジャンルにも挑戦できるし！｣って2人で笑い合う。
｢早く行かないと遅刻するよ｣って孤爪に言われて時間を見てびっくり。｢げ、やっば！じゃあ行ってきます！｣ってばたばた電話を切った雛にくすくす笑いながら既に切れた電話の画面を見て｢いってらっしゃい｣って笑う孤爪がいることを雛が知るはずもないんだよね。