家でお風呂入ってる時に及川から電話が来て、何にも考えずに出た雛。｢はーい｣って電話に出た雛の声が何となく反響してる気がして｢……今、何してた？｣って恐る恐る聞いたら｢え、お風呂入ってます｣｢……なう？｣｢？なうです｣って言うから及川は頭を抱える。
｢はぁぁぁああああ……｣って大きなため息が聞こえてくるから｢え、どうしたんですか？｣って首を傾げる。｢雛ちゃんさあ、もうちょっと危機感持ちなよ｣って呆れた声の及川に言われて｢どういう意味ですか｣ってちょっとムッとする。｢ちゃんと持ってます！｣って言うのと一緒にぱしゃんってお湯の音がするから説得力皆無。
｢今後お風呂入ってる時に男からの電話出ちゃダメだよ、絶対だからね｣って及川に念押しされて｢何でですか？｣って聞いたら｢なんでも！！！｣って言われて｢はぁい…｣って渋々返事する。その翌日、黒尾から電話が来て及川にそう言われたことを話したら｢いやそれはその先輩が正しいわ｣って言われて｢黒尾さんも私の味方してくれない！｣って嘘泣き。
｢いやいや、普通にダメだからね。エッほんとにもうやっちゃダメだからね？｣って黒尾にも念押しされて｢しませんよぅ…｣って不貞腐れる雛。黒尾は（多分その先輩とやらはアレだよなぁ）って及川の気持ちを大体察するし、ちょっとだけ羨ましいと思ってたりもする。
その翌日2人に怒られたことを部活で菅原に話したら｢…ちょっとここに正座｣って言われて澤村も入れて2人に怒られるから（もう絶対しない…！）って心に誓う。｢リピートアフターミー！男は狼！｣｢男は狼？｣｢もっと大きく！｣｢…おとこはおおかみぃ！｣｢よし！！！｣｢どこが良しなの…｣って月島にも突っ込まれる。
その光景を見ていた清水曰く、危機感の無い末娘と、それを心配して叱る父と母の図だったらしい。とは言え、今回の雛の行いに関しては清水も思う所があったようで｢ほんとにダメだからね｣って雛を怒る。（き、潔子さんにも怒られた…！？）って驚愕の雛の頭をしょうがない子だな、って思いながらぽんぽん撫でる清水はいるし、それを見て大騒ぎする2名は言わずもがな。