今日は潔子先輩が新しいマネージャーを連れてきてくれました。
…………。
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
『潔子先輩っ!もしかして新マネージャーさんですかっ!?』
「まだ、仮入部だけどね」
『お、お名前は?』
「は、はい!谷地仁花です!!」
谷地ちゃんは随分緊張している様子だ。
「一年生?」
「いっち、1年5組であります!」
『谷地ちゃんは5組なのでありますか!!』
「そ、そうであります!」
うわぉ、古風な挨拶。そうか谷地ちゃんは古風な人柄なのか。彼女は5組ということは進学クラスだ。相当頭がいいに違いない。彼女とはクラスは違うがあの月島君と山口君も進学クラスだ。私も進学クラスに行こうか迷っていたが、何も考えずに普通クラスに入学することになった。
そして意外な事実発見です。
なんと西谷先輩と田中先輩が意外にも人見知りだったことが判明した。二人の先輩は、話しかけることをせずに、影から谷地ちゃんの様子を伺っている。いつもはバンバン話しかけてくれる二人がまさか人見知りだなんて誰が想像できただろうか。いや、誰も想像できなかったはずだ。
『西谷先輩、田中先輩、谷地ちゃん怖がってますよ!』
二人があまりにも谷地ちゃんを凝視するものだから、さっきからビクビクしてる。
でも、どうしよう…!嬉しい嬉しい。嬉しさメーターが振り切れそう…!
『菅原先輩!新しいマネージャーですよっ』
「良かったな。清水が引退したら苗字は一人になっちゃうもんな」
菅原先輩が笑顔でそう言ってくれると、本当に落ち着ける。癒やしだ。
『はい、正直言って心細かったんです。だから谷地ちゃんが入部してくれるんだったら、もう何も怖くないです』
「はは、そっか。きっと今回は清水もかなり頑張ったんじゃないかな、苗字のためにさ」
私のため?まさか、そんなこと…。
潔子先輩はきっと烏野高校バレー部の事を考えて新しいマネージャーを探していたに違いない。でももしも私のためにマネージャーを探して来てくれたのであれば…、幸せメーター爆発しそうです。
『潔子先輩…、本当に大好きです…!』
「ほんと、清水の事好きだな」
『はい!すっごく大好きです!あと、今日谷地ちゃんを好きになりました!もちろん…!』
「もちろん?」
『菅原先輩も大好きです!』
菅原先輩の性格も全て好きだ。嫌いになる要素なんて一つもない。
「あぁ、…その、ありがとう。なんか、恥ずかしいな」
真っ赤になる菅原先輩を見て、言った私も恥ずかしくなってきました。