変わらぬ連続


張り裂けそうになる胸は真斗さんのせい。

この聴こえそうなドキドキは貴方だけのもの。

貴方の透き通るような声も、夢から出てきたみたいな甘いマスクも。

私は大好きなのです。

出会ってからずっと、変わらず、終わらない大好きの連続。
真斗さんへの思いは大好きだけじゃ足りないの。


だから、貴方への思いを手紙に込める事にしました。


ガチャリと家のドアの開く音がした。朝方になってようやくお仕事から帰ってきた真斗さん。きっと連日のお仕事で疲れてる事だろう。本来であれば、私も起きていて暖かいご飯でも振る舞いたい。



それでも、私は寝室で寝たふりをして彼が手紙を読んでくれるのを待つ。手紙は私の隣のベット、つまり真斗さんのベットの上にあらかじめ置いておいた。
きっと気遣いのできる真斗さんのことだから、この寝室では手紙は読まないでしょう?



"普段は照れ臭くて言えないから、手紙に私の思いを込めたいと思います。


毎日お仕事お疲れ様です。


真斗さんが仕事をしてくれるお陰で、なに一つ不自由なく暮らすことが出来ています。
アイドルには全くと言っていいほどお休みがなくて、体調が心配になります。


真斗さんのような素敵な方と私が一緒に居てもいいのだろうか。
と思う位に、貴方は素敵な人です。
気づけば貴方の事ばかりを考えています。


だから、我儘かもしれないけど、毎日、二人で同じ香りに包まれて、二人で同じ景色を眺めて、抱きしめてもらいたいです。

不慣れな分、まとまりのない手紙になってしまいましたが、真斗さんへの思いを精一杯綴りました。

これからも宜しくお願いします。"


「………名前。」


手紙を読んだらしい真斗さんは私のベットの横で立ち止まっている。恐らく顔は火を吹くように真っ赤だろう。


照れているであろう顔で私の前髪をそっと掻き分ける。そのまま露わになったおでこへ柔らかい感触。


「俺も、お前とずっと一緒にいたいと思っている……。」


静かに聞こえたのは、ずっと聞きたかった言葉。


「ふふっ」
「なっ、起きていたのか!?」

結婚してから二年と四ヶ月。今日も明日も明後日も、これから先もずっと私は貴方にゾッコンです。