四日目_A

 夜、寝室。
 脱衣所で魈さんからのキスが止まらなくなって、私も昨日からの熱がありそのまましてしまいそうな勢いだったが今日が四日目な事を思い出してなんとか勢いを緩めてもらった。危ない、あのまま止めてなかったから確実に最後までしてた。立ったままじゃ嫌です、と言ったときの魈さんの熱を持った目がすごく色っぽかったのに、脳裏に焼き付ける間もなくベッドに投げられてしまった。脱衣所の扉引いたら寝室ってこの洞天どうしちゃったんだろう。
「ん、ッ」
 先程魈さんに奪われた酸素を取り込もうと深呼吸していると、胸のあたりに吸いつかれて甘い痛みが走る。小さく声が出てしまったのをよしよしと労るように付いたであろう痕を数回舐められてどきどきする。
 たくさんキスされて仙気を流し込まれてただでさえ頭が回らないのに、ベッドに押さえつけられて両手首を縫い付けられたら魈さんにされるがままだ。我慢できない声を手で塞ぐことも出来ないな、とぼんやり考えているとそっと両手が解放されてお腹に手を這わされた。へその下辺り、たぶん子宮の上をすりすりと撫でられて膣が勝手にひくつくのが分かる。
「魈さ、ん……ぅ」
「……ん」
 魈さんの顔が見たくて体を起こすと唇に吸いつかれてまた酸素を奪われる。下唇を魈さんの薄い唇に挟まれて感触で遊ばれた後にべろりと唇を舐められると誰でも口が開いちゃうと思う。そのまま舌を絡め取られて互いの唾液が音を立てるようになるまで舌を擦り合わせて、息がうまく出来なくなった頃に魈さんの唾液とそれに混ざった仙気がさらりと流れ込んできて不可抗力で喉を鳴らしてしまう。また仙気が……。
 今日は一緒にお風呂に入っている時からずっとこうしてキスついでに仙気をたっぷり流し込まれてさっきからずっと頭がふわふわする。肩で息をする私にちゅっと触れるだけのキスを唇の端にした魈さんは、「挿れなければいいんだったな」と呟いて涎を垂らすそこに自分の熱の塊を擦り付ける。
「ぁ、♡しょうさん……♡」
「触るぞ」
「ふぇ……ゆび、ッ♡ゆび、しょぅさんの〜〜っ♡」
 入り口から溢れた愛液で指を濡らして、そのまま遠慮なしにぐ〜〜っ♡と指を二本押し込まれて喉を反らして悦んでしまう。は、ぁ♡魈さんのゆび、太くて長くてきもち……♡昼過ぎからずっと求めていたものがやっと入ってきて、まだ入れられただけで動かされても無いのにその存在感に無意識に腰を揺らしてもっともっとと強請る。小刻みに身体が震えることすら気持ちいい。これ、ゆび全部入ってるのかな、もっと欲しい。入っている所を見ようとしたけど、視界は問題ないはずなのに頭がふわふわでよくわからない。魈さんが足の間にいるせいだけど、股を開いて腰を揺らしている様はどこから見てもはしたないだろうなと頭の片隅で考える。
「魈さん、しょうさん♡もっとして欲しいです♡」
「あぁ」
「……ん、! あ♡ひ、ひろげちゃ……♡」
「………我のがどれくらいかと言っていただろう」
「まって、……み、てたんッ♡です、か……ぅう〜〜♡」
「覚えておくといい」
 ぐぐぐ……ッ♡と膣を内側から広げられて、昼過ぎに自分でしていたようにナカに空気を通される。見られていたことの恥ずかしさより、魈さんに同じことをされて、魈さんのゆびでナカから広げられるのが自分でする何倍も気持ち良い。ただ広げられているだけなのにもうイきそうになっている自分が恥ずかしく感じる。
 ぎゅうと締め付けて閉じようとする膣を魈さんの指で反発するようにぐっと広げられて愛液がだらだらと溢れるのがわかる、なんでこんなに気持ち良いの。魈さんがずっと広げてるから、こんなに大っきいのが入ってるんだ……って回らない頭で想像してしまって奥が疼く。ナカがびくびくする度に魈さんのゆびの太さや節くれを感じてしまって息が上がる。ゆるゆると指を広げたまま緩やかに動かされて、き、もちいけど、これだけでイきたくない……っ♡こんな、すぐイッてたら、よくない、
「魈さん、やっ……♡あ、♡うぅ♡♡」
「………」
「やだっゃ、♡イきたくな……ぁ゛♡だめだめっ」
「我慢して苦しいのはお前だろう」
「ひっ♡あ、〜〜〜〜〜ッ♡♡♡」
 びくびく震える膣壁を広げながら撫でられて、不意打ちでクリトリスをぎゅっと押されてなす術もなくイかされてしまった。……ナカ広げられただけでイッちゃった♡
 イッた反動でぎゅうぎゅう締め付けようとするナカに、さっきとは違って大人しく指を締め付けさせている魈さん。魈さんのゆび、きもちい。余韻で震える身体とぼーっとする頭を持て余してぼんやりしていると、完全に勃っている魈さんのモノが視界に入る。ぁ、ほしい、な。意識するとドッと出てきた生唾をごくりと飲み込む音が室内に響く。私の考えていることが分かったのか、魈さんは小さく息を吐きながら愛液まみれの膣から指を引き抜いた。
「しょうさん、……」
「……明日まで我慢するんだな」
「………む、」
 挿れなかったらいいんですよ、と反発しようとしたが、膝から抱え上げられて魈さんが座っている上に乗せられる。ずちゅ、と卑猥な水音がして魈さんのと私の入り口が触れ合う。さっきイッたお陰でかなり柔らかくなってしまったそこと、魈さんの硬くて熱いのがぴったりくっついて入っちゃいそう。ヒダが魈さんのを舐めるようにくっついてもう半分入ってるんじゃないかと心臓がどきどきしてくる。明日にはこれが……。
 考えただけで呼吸が乱れて身体が熱くなる。魈さんの視線を感じて顔を上げると、欲に濡れた瞳と目が合って吸い寄せられるように唇をあわせる。
 魈さんの舌に口内を荒らされて、送り込まれた唾液を少しずつ飲み込むのに必死になっていると両手で腰を掴まれて前後に動かされる。まって、と魈さんの肩に手を置くもキスも腰の動きもやめてもらえなくてどうにも出来ない。唇を離そうにも、頭を動かすと待てと言わんばかりに唇を甘噛みされて舌を絡められては離せない。ずりずりと最初はゆっくりとしていた動きも少しずつ速くなってきて、互いの体液が混ざった音が響いて恥ずかしい。
「ん、ぅ……っぷぁ! はーっ♡しょうさん、ぁ♡」
「……ッは、」
「っ♡こ、れ……♡ふっ♡ぅ〜♡」
 魈さんの先端とクリトリスがたまに擦れるとびりびり身体が痺れて奥がきゅんきゅんする。今まで我慢してた分、充てがわれただけなのに浮き出た血管やエラの窪みまで細かくカタチを拾ってしまって……はやく、はやくこれが欲しい。愛液がだらだら溢れて滑りが良くなって、魈さんも限界が近いのか珍しく息が乱れている。こんな、余裕ない魈さんめずらし……♡かっこいいのになんだかかわいい、すき。
 魈さんの顔を揺れる視界で見ていると捕食者の様な鋭い目付きに射抜かれて心臓が跳ねる。ぁ、と小さく漏れた声ごと食べられるようにキスされると同時に、ぎゅうっと腰を下げられて魈さんのモノに割れ目を密着させられて動かされる。そ、そんなにくっ付けたら入っちゃうかもなのに♡♡声を出そうにもどろりと流し込まれる唾液を溢さない様にするので精一杯でろくに抵抗できない。今日はたくさん仙気を供給されてるからか、身体に力が入らなくてバランスを保つ為に魈さんの首の後ろで手を組む。私が少し動いた時にずりゅ♡とお互いの液でドロドロになった先っちょとクリトリスが擦れた刺激でキスされながら軽くイッてしまった。
 ナカを締め付けようとぎゅうと締まるヒダが気持ちよかったのか、魈さんのソコもびくびく震えてどろりとした液体が溢れ出てくる。
 息を整えたいのにキスは止まらなくて、掴んでいた腰を撫でられながらもどぷどぷと送られてくる仙気を必死に飲み込む。身体に力が入らないし、頭もふわふわして心地いい疲労感に襲われる。そういえば私寝てないんだったな、と思い出してから急激に眠気が来て瞼が重くなる。
 あれほど激しいキスをしていたのが嘘のようにそっと唇が解放されて、新鮮な空気を吸えるようになると同時にふっと意識が落ちる感覚がした。

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