焦ったような声で謝りながら、頭を引かれてずるりとおちんちんが喉から抜かれる。息が苦しくて首まで真っ赤になった私を見て、魈さんはおちんちんを引き抜くのを途中で止める。どうしたんだろう、とある程度自由になった口内で魈さんの先端に残った精液をぺろりと舐めながら魈さんを見上げると、火がつきそうなほど熱い瞳が真っ直ぐに私を見下ろしていてどきりと胸が鳴る。
まるで獲物を見つけた獣みたいに鋭い目つきに、昔の魈さんを思い出して息が浅くなる。今世ではあまり見ない表情に、逃げ出したくなる反面目が離せない。胃に落ちた精液が、ぐつぐつ煮詰まってお腹から熱くなってきている気がした。魈さんのおちんちんを咥えたまま躾のなっていない犬のように息を荒げてしまう。
「お前、……」
「ふっ♡ん゛、んっー……♡ふ、ぅっ♡」
「此処だろう」
「ッ!? ふ、ぅ゛ぁ゛♡♡ン゛、ん、ん゛ぅっ〜〜♡♡」
魈さんにあの目で見つめられると、心臓が馬鹿みたいに跳ねて身体中に脈打つ音がこだまして魈さんの声が聞こえなくなりそうになる。何か分かったらしい魈さんが私の頭を固定して、まだがちがちに勃っているおちんちんを動かして上顎をずりずりと擦る。ぱんぱんに膨らんだ先端が重く擦れる感覚に身体から力が抜けて、びくびく肩が跳ねる。き、もちいとこっ♡なんでバレてっ♡♡
意味のない唸り声を上げながらがくがく身体を跳ねさせる私に魈さんは遠慮なくおちんちんを動かして快楽を与えてくる。
身体の芯から変に力が抜けて、びりびり電流が走ってばちばち視界が弾ける。上を見ているのが辛くて、魈さんの浅く上下する腹筋を生理的な涙で歪む視界で映していたら、「目を逸らすな」って無理矢理上を向かされた。
ぁ゛〜〜っ♡まってやだっイキ顔見られるの恥ずかしいっ♡♡涙と涎でぐちゃぐちゃの顔も揺れるのが止まらない腰もばっちり見られるのやだっ♡
弱点をごりごり突かれて、足をバタつかせていやいやってアピールしてるのに全然聞いてくれなくて、涙と快感でぐちゃぐちゃの顔をしっかり固定されて全身をぞくぞくとした何かが走り抜ける。ばちばちと弾ける視界の中で魈さんの金色が強烈に残って目の奥が痛い。先走りとさっきの精液の余りと、私の唾液でぬるついた先端でごりごりと上顎を削るように擦られて、気持ち良すぎて全身から重く力が抜けていく。びくっ! と全身が勝手に跳ね上がって、心臓が遅れてばくばくと動いて身体がどっと熱くなる。魈さんの方を向いたまま、熱い瞼を動かしていると涙と涎でぐちゃぐちゃになった目元を優しく拭われて頭を撫でられる。
ふぅふぅ息を吐く私に魈さんが声をかけてくれて、ずるりと引き抜かれたおちんちんにはいろんな体液が私の唇との間に橋を掛けてぼとぼとと重力に負けてベッドシーツを汚す。長い間咥えていたせいでだるくて閉じることもままならない口をそのままにして呼吸を整える。
目の前でそそり立つおちんちんをぼんやり見ていたら、さっきのイく感覚が思い出されてもっと欲しくなった。魈さんのおちんちんまだ元気そう……♡もう一回お口でしてほしい、今度は下、自分でいじりながらされてみたい♡もっと気持ちよくなりたい……♡♡魈さんの精液まだ味わってないから、今度は口の中で……舌の上に出して欲しい……♡
べたべたになった口元から唾液がぽとりと零れ落ちて、魈さんのおちんちんに吸い寄せられるように口をつけた。
「ダメだ」
「ん♡ぅー……」
魈さんのおちんちんの先端にちゅぅ♡とキスしていたら、魈さんの手で口を塞がれた。なんで……と止められる理由が分からず魈さんをじとりと睨むと、ため息をついてじとりと睨み返された。なんで。
「何回してもいいとは言っていないが」
「…………」
躾のなっていない犬に言って聞かせるような口調でそう言われて、私が悪いことをしてるような気持ちになる。むぅ、と魈さんの手の中で唇を尖らせていると、不意に手が離れて脇の下から抱え上げられる。本当に犬みたいな扱いをされている気がする。ぽすりと魈さんの膝の上に座らされて、目線の高さを合わせられた。
「一回だけとも言われてないですよー……」
「屁理屈を言うな。あれだけでお前の体力を使い果たしたら意味がないだろう」
「べ、別に舐めるだけで体力無くなったりしませんっ、魈さんの思い違いですよ」
「ほう……?」
あっやばいかも。突然圧を感じるようになった魈さんの声に背中に冷や汗が伝う。さっきまで私が魈さんの髪を拭いていたタオルで、私の口元を拭ってくれていた魈さんの動きがピタリと止まった。こういう時はすぐに謝るのが鎮火の鍵だが、私が口を開く前に「何千年もお前と居た我が思い違いだと? お前のことでか」と明らかに過剰に怒っている気がする魈さんに肩を押されてベッドに身体が沈んだ。そ、そんなに怒るポイントあったかな……!?