ぐたりと力の抜けた女の背中に吸い付く。びくりと肩を揺らした反動で膣が締まって柔らかく解れきった媚肉が絡み付いた。意識をなくしているというのにしっかりと腹の奥は動いて、こちらの動きに合わせて収縮を繰り返している。何度目か分からない欲を〇〇の腹の奥に吐き出せば、息の詰まった呼吸音と共にびくびくと全身を痙攣させて絶頂を知らせてくる。
「……ッ、は……」
痴態を晒して煽ってくる割りに、まともに付き合う気が無いのはこいつは気付いているんだろうか。加減をするなというくせに、いざそうなればさっさと意識を飛ばして置いていく。
生前もそうだったのを今更思い出して、熱の冷めていないため息が無意識に出た。あと何度すれば治まるのか検討もつかないが、女が意識を無くしてからかなりの時間が経っている。
そろそろ休ませてやらないと後に響きそうだ、と掴んでいた腰から手を離す。力を入れていたせいで柔い肌に指の後が赤く残っていて、いやに腹の奥が熱くなった。
深呼吸をしてどうにか熱を冷まそうとするが、ぎゅうぎゅうと音が出そうなほど吸い付いてくる女の腹にむくむくと欲が募ってくる。このまま目を覚ませば続けても許されるか。叶わぬ期待を抱いては理性の残った自分が無意識に舌打ちをしていた。
腰を引いて女の腹から浅はかに膨らんだ己の欲の塊を引き抜く。抜かずに何度も出したせいで女の腹の中は酷い有様になっていて、ごぽっ♡と空気と共に互いの体液が混じったものが大量に噴き出た。どろりと溢れてくる白濁したものに太ももを震わせて、餌を求める魚のようにヒダが開いては閉じてを繰り返している。ぬらりと妖しく光を反射する割れ目に誘われて軽く目眩がしてきたが、ここでこのまま続けては行為を止めた意味がない。
まだ腹に付くほどのそれに苛つきながら下着を穿いて散らばった服を着る。鎖骨や胸、腹にまで痕を付けられた女の肌が痛々しくてうつ伏せにさせてやったのに、気がつけば背中にもびっちりと傷跡が残っていて己の欲深さにため息が出る。
部屋に溢れた性の匂いを消そうとカーテンをしたまま少しだけ窓を開ける。入り込んでくる風に〇〇が凍えないように布団を被せようとしたが、汗と体液でぐちゃぐちゃに濡れていてこれでは余計身体を冷やしそうだと薬を取りに行く次いでにバスタオルを掛けてやることにした。脱衣所から戻ってもすやすやと意識を飛ばしている女に息を吐いて力の入っていない身体を動かす。
先ほどまで暴いていた腹の上に確認するために手を置くと、女の肌の下で臓器がひくりと動いたのが分かった。昨晩も同じことをしてやったが、腹を触られただけで膣から白濁した蜜を溢すのはどうかと思う。意識がある内は恥じらって可愛いと思えるが、意識を飛ばしているときにもこうだと無防備さに腹が立ってくる。
適量より少し多めに薬を取って、女の下腹部に塗り込む。「んぅ……♡」と甘さの残る声で身を捩らせてくる女にぐっと腰の奥が熱くなった。
薬を片付けて、バスタオルを掛けてやるついでにぐちゃぐちゃになっている女の秘部を拭いてやろうと足の間に座り込む。ティッシュを何枚か手に取って、柔らかい肉の間を傷つけないように体液を拭き取る。ぬるりと滑って終わる気がしないが、このまま寝かされるのは不愉快だろう。何度かティッシュを新しいものにして、ようやく少しはマシなぐらいになった。ヒダを割ればまだ蜜と自分が吐き出した欲が出てくるだろうが、これぐらいでいいだろう。
視線を上げて乱れた前髪を整えてやっていると、不意にぱちりと女の瞼が開いて眠そうな顔と目が合う。
「ん……♡魈さん……」
「……起きたか」
「ぁ……お腹、熱くて」
「先ほど薬を塗ったからな。もう少し寝ろ」
「……ぅ〜〜♡えと、」
話しながら何度か瞬きをして焦点を合わせている女にバスタオルを掛け直して、柔らかい髪に指を通してやると眠そうに目を細める。寝ろ、と言うと女の頬を撫でていた指に手を絡めてきて、何か言いたそうに口を動かす。
黙っていれば寝てしまいそうな程微睡んでいる女の邪魔をしないように口を閉ざしていると、潤んだ瞳でこちらを見てきて「もうえっち終わっちゃいましたか……?」と頬を染める。
この女はまだ煽る気か。考えるより先にため息が出ていた。
「……………そうだが」
「しょ、魈さん、あのっ私お腹熱くて……♡」
「……どうして欲しい」
このまま女の話を聞けば先程なんとか続けたいのを抑えて中止してやった意味がない。〇〇の負担を考えて断るべきだと分かりきっているはずなのにもごもごと口籠っている女の話を聞いてしまうのは惚れた弱みか浅はかな欲か。どちらにせよ綺麗なものではないが、暫く触れていない柔い唇が息を吐くところから目が離せない
。髪の流れる首筋から赤い痕が見え隠れして、名前を呼ばれて目を合わせてやれば艶やかに潤んだ瞳がとろりと溶けて脈が乱れる。欲で喉が渇く感覚に舌打ちが出そうになった。両手で握られた手のひらにぎゅうっと女の柔い肌が絡みつく。
「も、もう一回……して欲しい、です……♡」
「…………」
はぁ。予想通りの願いにため息が溢れる。びくりと肩を揺らして反応した女は、ダメだと思ったのか恐る恐るといった様子でこちらを観察してくる。
涙が薄らと幕を張った瞳がきょろきょろと動くのが小動物のようで捕まえたくなった。
お前のために止めたのに、お前自身が強請ってくるのか。嫌味を言ってやりたい気持ちはあるのに、怯えたように「だめですか……?」と声を震わせる女を安心させるように手を握ってやる自分に嫌味を言う権利はどこにも無かった。
ベッドに散らかっていたティッシュをゴミ箱に投げ入れて、体重を掛けないように女に覆い被さると嬉しそうに細い腕が首に回ってくる。名前を呼ぶ唇を塞ぐように口を押し当てて、無防備に晒された秘部に勃ったそれを押し当てると女の声が鼻から抜ける。女の吐いた息がひどく甘く感じて、首筋からは雄を誘う雌の匂いが強烈に香って理性がどろりと溶かされていくのを感じる。
女の口内を貪っていた舌を差し抜けば、欲に浮かされた〇〇の顔が至近距離で広がってぐつぐつと腹の奥で何かが煮える心地がする。とろりと溶けた瞳はどこか焦点があっておらず、寝ぼけていることは分かるのにこれを止められそうにない自分にため息が出た。
お前が誘ったんだぞ、と警告するように言えば、「はい♡」と蜜が蕩けるように微笑まれてもう一度女の唇を塞いだ。