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不思議な話たい、お互い知っていたのに実際に話すのは今日が初めてなんて、
俺が名前を知ったのは去年のミスコンだった、ステージに立つ名前はどぎゃん女子より輝いて見えて、目に焼き付いたまま離れんかったばい
それからは名前のこつば目で追うようになった、俺と同じ遅刻常習犯だって聞いたときばお揃いっちゅうことで心が躍った
名前に対する気持ちが恋だって知るのにはそう時間ばかからんかったばい、テニスのこつと同じくらい名前のこつば考えとったとよ
今日学校に行って名前の姿ば見んかったから遅刻だろうと思った、一時間目なんぞ受ける気になれんかったっちゃ
いつもん公園で昼寝ばしよ思って歩いてたら運命と言わんばかりに名前とぶつかったばい、これは仲良くなるチャンスば思って名前に手を差し出した
高鳴る心臓を落ち着かせ、いつか名前を連れて行きたいと思ってた公園に連れてきた、ほんとはデートんときば連れて行きたかばってん焦りすぎて連れてきてしまったばい
その後名前と一緒に昼寝ばして、部活行って、名前で呼んどる白石に嫉妬して、名前の家でご飯ばご馳走になった、美味かった
名前の本音ば聞けて嬉しかったばってん、こぎゃん気持ち知られたらと思うと急に怖くなった
ばってん俺だからなんぞ言われたら抑えが利かなくなるばい、布団に座って、ベッドに座る名前を見つめて自分の気持ちば正直に話した
「名前が好きたい」
しまったばい、話しすぎた、ついうっかりぽろっと口から出てしまったばい
恐る恐る名前の表情ばうかがえば、きょとんと顔を赤くしとった、む、むぞらしかね
ええい、もう勢いに任せてしまえ、立ち膝で名前に目線ば合わせて手を握る
「え、ちと、えっ、」
「ミスコンの時から名前のこつば好きたい! 付き合ってほしか」
ああ、布団敷いたばってん今日はもう泊まれる雰囲気ば違うけんね、たぶん
寮の門限ばとっくに過ぎとるけん、それに寮には友達ん家ば泊まる言ってあるばい、名前に拒否されたら確実に野宿たい
握った手が熱かね、名前は俺んこつ見たまま固まっちょる、むぞらしか、こんまま喰っちまいたいとよ
「ち、千歳、それほんと?」
「嘘ばつかん、名前が好きたい」
「……私ね、千歳と昼寝したときなまらぬくくてずっとこうしてたいって思った」
「……」
「千歳のことは知ってたけど会って一日しか経ってないのに恋するとか、そんなの可笑しんでないかって思ってたんさ」
「会ってからの時間なんて関係なか、大事んこつはどう過ごしたかやけん」
「それを聞いて安心したよ、千歳も私と同じ考えで嬉しい」
「で、返事ばくれんと?」
千歳もってこつは名前も同じように考えとったいうことで、俺は無性に抱きしめたくなっちょった
本能ば残り少ない理性で抑えで、俺が返事ば急かせば名前は俺ん目を真っ直ぐ見つめて口を開いた
「私も千歳が好き」
その言葉を聞いた俺は理性ば無くなって名前を抱きしめてた、その勢いで二人してベッドに倒れ込んだたい
「千歳、苦しい……」
「もう理性ばなかけん、いただきますばい!」
「ちょ、まっ、ちと、アッー!」
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