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アツヤを無理矢理押し込めた僕は名前にひたすら謝った、ごめんね、もうしないから
取り返しのつかないことをしたのだけれどこれはきっとアツヤだけじゃない、僕も心の奥底でこうしたいと思っていたことなんだ
きっとアツヤがしなくてもいつか僕がしていたかもしれない、そう思うと背筋がぞっとしてさらに深く名前に謝罪した
ういん、と扉の開く音がしてみんなが入ってきた、きっとDFの練習をほっぽった僕たちの様子を見に来たのだろう
それに気付いた名前が僕から離れるように後ずさるのを見たキャプテンが名前の様子がおかしいことに気付く
「おい名前、どうしたんだよ」
焦ったキャプテンが持っていたサッカーボールを手放して名前に歩み寄ろうとする
落としたサッカーボールが名前の足元に転がった刹那、名前が苦痛に顔を歪めて自身を抱き締める、やばい、危険だ
「名前!」
「いや、やめて……、馬鹿なことはよして!」
みんなが名前を囲むように集まるより早く名前の元へと走り、震える身体を抱き締める
名前大丈夫だよ、君は死なない、殺させやしないから、だから落ち着いて、僕の言葉も虚しく名前の瞳は僕が目の前にいるにもかかわらず何も映していなかった
全身からは止め処なく汗が噴き出し苦痛に顔を歪める
「止めて! ころさないでっ、いやあああああっ!」
絶望を映した名前の瞳からは涙が溢れ、僕の腕を振り払おうと暴れる
それからお腹を押さえたまま名前は気を失った
救急車を呼ぶと駆けて行った木野さんの声を聞き僕は名前を抱き上げる
「吹雪、名前大丈夫なのか!?」
「……今は何とも言えない」
キャプテンの言葉に静かに答えるとすぐさま駆けつけた救急車に一緒に乗り込み病院へと急いだ
病室のベッドで眠る名前、僕はベッド脇の椅子に座って名前の額に張り付いた前髪を掻き分ける
名前の表情がだいぶ落ち着いた頃、瞳子監督がキャプテンたちを連れて病室に入ってきた
大丈夫なのかと再び問うキャプテンにもうだいぶ落ち着いたよ、と返す僕
顔では笑みを浮べているけど内心は気が気ではない、ここ数年はこんなこと無かったから余計に心配だよ
小さい頃は夢でうなされたと言って僕を頼って来てくれてその度に僕があやしていたのを今でも思い出す
きっと最近のエイリア学園との戦いでの疲れが出たのだろう、命に別状はないと告げた医者が病室から出て行きみんな寝ている名前に詰め寄る
「良かったな、命に別状は無いってさ!」
「円堂、命に別状はないって言ってもさっきの名前はおかしいだろ」
「私もそう思うわ」
そうだよね、疲労が溜まっていたからって普通の人は殺さないでなんて言わない、塔子さんの言葉にみんなが不安な表情を浮かべる
このままいれば寝ている名前の代わりに僕が問い詰められるのも時間の問題だろう
掛け布団の下から名前の手を出して握る、寝ているから当然反応はないけどそれでも伝わる温もりで幾分か安心できた
一同を代表したように鬼道くんが僕を見て口を開く
「なあ吹雪、お前なら何か知っているんじゃないか?」
「……こんなこと、僕の口から言って良いことなのかわかんないけど、」
僕は話すことにした、僕が知っている名前の事情を、ベッドで眠る名前は苦しそうに眉を寄せている
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