菫 ─ すみれ ─

「過去の記憶がなくても、今が楽しくて満たされているから、さみしくないよ?」
「日常で使われる道具は使い道がわかるから、恐怖心がたくさんあおられるでしょう?」


■基礎情報
種族:★タブンネ
特性:いやしのこころ
性格:おとなしい
性別:女
年齢:9歳
身長:134cm

一人称:わたし
二人称:あなた

■背景
 生まれ故郷も両親の顔も分からない。この歳まで自分がどこで何をしていたのかも覚えていない。菫の中にある最初の記憶はアンモクシティ路地裏の喧騒である。記憶がすっぽりと抜け落ちていることに悲しみや寂しさはあまり抱かなかったが、1匹で生きていく術も知らないので困り果てていた。そんなときに松と出会い、何でも屋『散華』に招かれた。散華で生まれた椿姫を除けば散華加入時の年齢が最年少となる。
 松が発見した当時の菫の怪我と過去の記憶がない様子からトレーナーの間で流行っているタブンネ狩りの被害に遭ったのだろうと予想されている。実際にトレーナーと遭遇すると誰かの背に隠れて顔を青ざめているため間違いないだろう。菫本人は怯えている自覚がないため、忘れたがっている記憶を刺激する必要がないと周囲はその旨を指摘しないようにしている。

■特徴
 松の背を追って育ち、菫にも拷問技術が身に付いている。松が手をかけ、心身共に消耗している相手の世話をし傷を癒す。拷問にかけられる辛い時間の中で唯一の拠り所となったあたりで菫が拷問をする。10にも満たない幼子なので松に無理矢理させられていると哀れみを買い、まだ未熟で大したことないだろうと気を緩める者が多数。実際は菫なりのやり方を確立させ、手法が松よりもえげつないため絶望に落とされる者も多数いる。
 背負っているリュックサックの中身はスプーンやフォーク、カッターナイフやハサミといった生活用品という名の拷問器具が詰め込まれている。使い方が分かる生活用品の方が自分に使われる光景が想像しやすく、恐怖心をよりいっそう煽られるという考えだ。

■ポケモンバトル
技構成:いやしのはどう・マジカルシャイン
    マジックコート・なかまづくり

 同族たちと比べても火力が低く、ポケモンバトルは不得手である。幸いにもバトル特化した松や山茶花と一緒にいることが多いため、後方でサポートをしている。回復から味方に優位となるようバトルの流れを調整している。
 傷ついた仲間を回復するために覚えていると思われるいやしのはどうだが、実際の使用方法は拷問で痛めつけた相手を回復させ、拷問を長引かせるというものだ。

■自宅関係
『父のような師匠』
「わたしは、松のことをお父さんだと思ってるよ。……だから同じことを、したい」
 記憶がない。帰る場所がない。生きる術も分からない。どうしたらいいか分からず、困り果てて蹲っていたら声をかけてくれた。1度だけ、血の匂いを纏ってこの道を通った人だと見ていたら俵担ぎで持ち帰られた。お風呂に入れられ、綺麗なお洋服を着せられ、温かいご飯を食べさせられ、そして一緒のお布団で寝てくれた。菫にとって初めてできた温かい記憶であり、1日で松に懐くのは必然であった。
 縁側で日向ぼっこしているときの松は寂しそうな顔をしており、いつかいなくなってしまいそうで不安になる。だから駄目と言われても隙あらば後ろをついていたら、拷問の仕事をしている現場を目撃。同じことをしたいと我儘を言い続けていたら、勝手に危ないことをされるよりかは自分の監視下でやってくれた方が安心すると松が折れてくれた。

山茶花『おにぃちゃん』
「……さっちゃん。あのね、さっちゃんはもっと自分らしくしても、いいと思うの」
 松の仕事中、菫の面倒を見てくれていた。会う度にお菓子をくれたり、遊んでくれたりする。その様子を見ていた菊に「まるで兄妹のようで微笑ましい」と言われ、お兄ちゃんとはこういう存在なのだと認識した菫は山茶花を兄のように慕うようになった。
 椿姫の代用品として散華に置かれている山茶花が穴埋めをしようと必死になっているが、菫としては見たこともない椿姫よりも、散華という組織よりも、山茶花の方が大切な菫としては自分らしく楽しく過ごしてほしいと思っている。散華の当主たちに反発するときは大体山茶花を庇うためだ。

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