「おいらに任せておくれよ!」
「辛いことも、苦しいことも。笑顔で塗り潰して見て見ぬふりをする。そうしなきゃやっていけないんだよ」
■基礎情報
種族:ハッサム
特性:テクニシャン
性格:わんぱく
性別:男
年齢:17歳
身長:172cm
一人称:おいら
二人称:あんた
■背景
攻撃性の強い男に手籠めにされた流されやすい女。その間に生まれた山茶花は当然のように父親から虐待を受け、それを庇う母親と怯える日々を過ごしていた。流されてやすい母親は父親からの家庭内暴力を享受していたが、山茶花を守るために奮いたち、山茶花を連れて父親から逃げた。しばらくの間は父親からの暴力と無縁な生活を送り、小さな幸せを噛みしめていた。しかし、1年前に逃げ出した2匹を探し出した父親により再び暴力をぶつけられる生活に逆戻り。憔悴していく母親に耐えきれなくなった山茶花は自らの手で父親を殺害。だが、既に手遅れで母親も事切れていた。血の海の中に倒れ伏す男女と呆然として座り込む山茶花。その光景を梅と雪柳に発見され、何でも屋『散華』に連れていかれた。
梅と雪柳が訪れた理由は母親が山茶花を守るため、一縷の望みをかけて何でも屋『散華』に夫の殺害依頼をしたから。その理由を聞いた山茶花はもう少し早ければ母親はと深い悲しみと怒りに飲まれた。その心の隙に先代当主に付け込まれ、行方不明になった椿姫の代用品として仕立て上げられた。
■特徴
何でも屋『散華』に属して以降、山茶花に秘められた能力は開花した。溢れる力を扱いきれず、戦闘に放り込むと敵味方関係なく被害を出す。それは攻撃性の強い父親を連想させるもので、自分もあのようになってしまうのではないかと恐ろしい。そうでないことを祈っていたのだが、現実は残酷である。ダメージを受けると父親から受けていた暴力行為がフラッシュバックし、狂暴化する。他者を傷つけることを恐れて攻撃できないことや、狂暴化したら痕跡を多く残して足がつきやすく運用が難しいと判断されて実践投入がされていない。代わりに菊の仕事を手伝い、男性専門で抱かれている。いわゆるハニートラップというものだ。菊と違うことは落とした男は暗殺するのではなく、情報源として手駒にしている。
山茶花が何でも屋『散華』に加わったのは椿姫が行方不明に経ってしばらくしてのこと。椿姫が戻ってくるまでの穴埋め要員としている。出会ったことのない人の代用品として比較され続け、「才能も能力も、椿姫の足元にも及ばない」と否定され続けてきた。加え、好いてもいない男に抱かれるという不快な仕事に少しずつ心が削られている。弱音を吐いたり、泣いたりすれば二度と立ち上がれない気がしている。生きるため、何があっても快活な笑顔を浮かべ、歯を食いしばっている。
■ポケモンバトル
技構成:バレットパンチ・ばかぢから
ダブルウイング・とんぼがえり
持ち物:いのちのたま
■自宅関係
椿姫『代用品のなりそこない』
「おいらはあの人の代用品なんだ。でも、おいらは成り損なったんだ」
椿姫の穴埋め。椿姫の代用品。何でも屋『散華』に加入して以降、言われ続けてきた言葉。会ったこともなければ見たこともないポケモンと比べ続け、知らぬ椿姫に対して劣等感と嫉妬に駆られている。
きっと椿姫が見つかれば自分は不用品となり処分されるのだろう。そう考えるとこのまま見つからないでほしい。そう思う反面、このまま椿姫と比べ続けて自分を押し殺していくくらいなら早く見つけて自分を処分してほしい。相反する2つの思いに葛藤し、椿姫と対面する日に怯えている。
松・菫『切れそうな心の糸を繋いでくれる支え』
「松とすーちゃんがいなければ、おいらはとっくの昔に心が折れていたよ」
日々、心身を摩耗させ、全てを投げ出したくなっていた頃に松が手を差し伸べてくれた。母親を失ったあの日から1匹で耐え忍んできた山茶花は初めて他人からの優しさに触れ、大泣きをした。きっと松が手を差し伸べてくれなかったら、山茶花は今頃笑顔を浮かべられなくなっていただろう。そして、松の後ろをついて回っている菫も何も聞かず寄り添ってくれた。年下の、幼い女の子に寄り添われるなんて情けないと思う日もあった。だが、兄のように慕ってくれる菫をいつしか本当の妹のように可愛がるようになった。
父親と言えば悪魔のようなあの男を連想するから松を父のような存在だとは認識することができず。あの男の血を受け継いでいる自分の妹などというのは菫も可哀想だと思い、妹のような存在だと公言することもできず。けれども、仲間という言葉では物足りない。許されるのであれば、自分の心を支えてくれる家族のような存在と思いたい。