リムロス → 鬼々 ─ きき ─

「人からどれだけの評価されようと、最愛の者たちを救えぬ俺なんて無価値も同然だ」
「呪ってやる! 末代までなんて悠長な時間を与えぬ! 地獄の果てまで追い、この手でお前ら全員呪い殺してやる!」


■基礎情報
種族:サマヨール
特性:プレッシャー
性格:まじめ
性別:男
年齢:不明
身長:179cm

一人称:俺
二人称:お前

■背景
 イフール地方に生まれ、医療魔術を専門とした魔術師として優秀な実績を納めていた。しかし、ある年に流行した病にて最愛の妻と愛娘を亡くし、自分の無力さを憎み、イフール地方を去った。再び家族と再会する願いを抱き、蘇生術の研究を進めながら旅を続け、どれだけの年月が経ったのだろうか。家族に会えぬ悲しみに身も心も弱りきり、研究も途中に力尽き倒れた。このまま死を待つばかりと眠りにつこうとしていたところ、ティナに拾われた。甲斐甲斐しく世話をしてくれる姿に娘の面影を重ね、気が弛んだのか己がイフール地方の出身であること、魔術師であることを話してしまった。そして興味を抱いた商魂逞しいティナに「衣食住を提供する代わりに魔術を教えて」と。押し切られ、弟子をとることとなった。
 同時期、宗教団体『鈴神教』の神様である綾目と出会った。儚くも神々しいその姿は悲しみと罪悪感に埋もれる自分を救い出してくれるようで、盲信するまでに時間がかからなかった。ティナと綾目の存在は鬼々の心の支えとなり、時間をかけて少しずつ立ち直ろうとしていた。その矢先、鈴神教の拠点がクロユリ団に襲われた。鬼々が礼拝に訪れたときには既に教会は血の海となっていた。再び、心の拠り所を失った鬼々はクロユリ団に強い憎しみを抱き、復讐の鬼と化した。名を変え、姿を変え。誰にも何も告げず雲隠れをした。

■特徴
 魔術の才に恵まれており、周囲に言われるがままに魔術師となった。だが、そこに目的も目標もなかったため、惰性で魔術道具の開発をしていた。そのとき出会ったのが今は亡き妻であり、一目惚れしたリムロスは病弱で床に臥すことの多い彼女が少しでも元気でいられるように医療魔術を専門分野にした。愛の力は絶大だ。気付けばイフール地方で5本指にはいる偉大な魔術師となっていた。
 妻と娘を亡くしてからは禁忌である蘇生術の研究に手を出した。しかし、それは命を弄ぶと同義である。あと一歩で研究が完成するというところから進まなかったのは罪の意識から無意識に避けていたのだろう。だが、復讐に囚われた鬼々は己の身体に魔法陣を刻み、手駒を増やすために研究を完成させてネクロマンサーとなった。

■ポケモンバトル
技構成:のろい・いたみわけ
    おにび・ナイトヘッド
持ち物:しんかのきせき

■自宅関係
ティナ『一時の癒しとなった弟子』
「我が弟子よ。お前のことを思っている一時だけ、この深い心の傷を忘れることができるよ」
 ガラル地方に流れ着き、ワイルドエリアで行き倒れていたときに助けてくれた少女。当時はもう少しで家族と同じもとに逝けたのに余計なことをしてくれたと恨みがましく思った。だが、甲斐甲斐しく世話を焼く姿。そして魔術に目を輝かせる姿。それは娘によく似ていた。だから、だろう。気が弛み、イフール地方以外で魔術の存在を明かしてはいけないという規則を破り、語ってしまったのは。ティナを弟子にとり、魔術を教えてしまえば職人気質の彼女が魔術道具を作成してしまうのも目に見えていた。そして案の定、ティナは魔術道具を用いて開発し、追加効果を付与したコスメ用品を開発することを成功させた。
 弟子の成長を喜び、穴が開いた心を埋めるような時間を過ごし。いつしかティナといるときだけ家族を亡くした悲しみを忘れることのできる貴重な時間となった。同時に家族を忘れてしまう未来がくるのかもしれないと恐れた。クロユリ団への復讐を決め、ティナのもとから去ったのは、もしかしたらその恐怖が理由のかもしれない。真相は鬼々本人すら知らないし、これから先明かされることもないだろう。

綾目『盲信している神様』
「主よ。どうか、我が家族に安らかな眠りをお与えください」
 ガラル地方でティナの過ごすようになって間もなくして、千代とともにお忍びでギルド『メル』の市場に遊びにきていた綾目を見つけた。その立ち姿は儚く、美しく。そして何より神々しかった。あの時、リムロスの姿を見て千代が何かを悟ったのか、それとも彼が背負う存在を綾目が見たのか。綾目はリムロスに手を差し伸べ「貴方が抱える罪をお聞きしましょう」と。そして、家族を失った悲しみから蘇生術に手を出したこと、その研究途中で幾人かの命を犠牲にしたこと。その罪を懺悔した。懺悔を聞き、許しを与えてくれた綾目の存在はリムロスにとって神に等しく、綾目を盲信して鈴神教に入信した。

アン・蛙葉・雪月『手駒』
「さあ。己をこのような目に遭わせた奴らを憎み、呪うがよい」
 クロユリ団への復讐を誓ったはいいが、戦力差が大きすぎる。単身で臨めば容易く始末されることだろう。ならば、自分に従順な駒を作ればいい。生きている者は死に臆し、裏切る可能性がある。同じようにクロユリ団に憎しみを抱き、そして裏切ることのない奴が適しているだろう。見つけることが難しいのであれば作ればよい。クロユリ団の研究材料とされているポケモンに目を付けるまでに時間はかからなかった。
 最初は練習がてら幼いイーブイのアンを。次に主力となるゲッコウガの蛙葉を。そしてクロユリ団の傑作となるファイアローの雪月を生ける屍として蘇生させた。道具として優秀であるためメンテナンスは欠かさないが、捨て駒として見ているため情を移すことは一切しないだろう。

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