「異質も特別も一か所に集めちゃえば普通なのよ。この里はそういうことで悩んでるポケモンの逃げ場なんだから、焼け野原のままになんてしていられないのよ」
「何じろじろ見てんのよ、見物料取るわよ」
■基礎情報
種族:マッスグマ
特性:ものひろい
性格:ゆうかん
性別:女
年齢:25歳
身長:164cm
一人称:私
二人称:アンタ
■背景
色違いの両親の間に双子の妹として生まれた右京は両親の故郷である彩の里で育った。通常色も色違いも関係なく、異質も特別も存在しない里で育った右京にとってマイノリティというのはちょっぴり個性が強いだけという捉え方をしている。そうではないという人の意見もまた個人差があるから否定するつもりはないし、特別視が必ずしも悪いことではないと思っている。だがしかし、稀少だからという理由で捕まえようとする奴は人間だろうとポケモンだろうと許さないと相手を見極めては追い返してきた。おかげで幼い頃から里の番犬だとか言われている。
両親の故郷を素晴らしいと誇りに思うのは良いことだが、別の場所について知ることも大切であるという言葉を胸に左京と穂波と一緒に各地方を旅行するようになった。無計画で観光するものだから旅費が底尽きることもあり、その度に旅行中に見てきた大道芸人の真似をして路上でパフォーマンスを披露して稼いでいた。旅行中に彩の里が火災に遭い、全焼をしたという知らせを受けて急いで帰るものの当然手遅れであった。悲しみと喪失感に襲われたが、それ以上に強い怒りを右抱いた。出火原因は不明。野生のポケモンたちの住処だからバトル中に起きた事故だろうと片付けられたが、彩の里に住むポケモンで里を丸ごと焼くほどの炎を出せる子がいないと知っている右京はそんなわけがないと確信している。優先すべきは里を復興させ皆が安心して暮らせる環境を整えることであるが、絶対に犯人を見つけてやると復興作業の合間に探している。
■特徴
色違いマッスグマの父と色違いオオタチの母の間に生まれたため、通常色でありながらメッシュのように一部の毛束が蜜柑色に染まっている。母親がオオタチなのにも関わらず、ジグザグマとして誕生した上に色合いも父親譲りなのだから父親の遺伝子が強すぎる。
曲がった道が苦手。直進しか走れない。マッスグマの性質は右京の性格に色濃く反映されており、猪突猛進かつ実直である。そして何より、気の弱い左京を守らなければならないという使命感から人に迷惑をかける奴、特に男に対して喧嘩腰になるのが早い。言葉で言って引かぬのであれば拳で黙らせろ。おかげで敵が多い。
■ポケモンバトル
技構成:すてみタックル・すなかけ
みだれひっかき・なげつける
持ち物:くろいてっきゅう
■自宅関係
左京『最愛の姉』
「左京は私が守るよ。だから、怖がらずに顔をあげてよ」
生まれた卵は違えど、同じ両親から生まれた二卵性双生児の妹。二卵性のわりには似たところの多い見た目をしているけれど、中身は正反対といってもよいくらい。けれど、考え方は似ているのかとっても気が合って周りが思わず笑ってしまうくらいとっても仲良しだ。左京のことを1番知っているのは私だし、私のことを1番知っているのは左京だと言っても過言ではないくらいいつも一緒にいる。大好きを通り越して愛している。
それだけ大切に思っている左京は気が弱くてとても優しいから、そこに付け入る輩も多い。誰であっても傷つける奴は許さないと、ずっと左京を守ってきた。そしてこれからも左京を守るのは自分だ。左京がそんな自分を見て心配していることには気付いているけれど、あの子が私を支えてくれようとしてる限りは折れるつもりはない。
穂波『放っておけない友人』
「ほなは自分を押し殺しすぎなのよ。たまには我儘を言ってもいいんじゃない?」
左京が連れてきた女の子。いやに露出が多い格好をして、左京にべったりくっつかれているものだから右京からの第一印象はあまりよろしくなかったという。身なりから警戒したというのもあるけれど、それ以上に左京が懐いているということにやきもちを妬いていたのだ。それにいち早く気付いた穂波に散々からかわれたのだから噛みつきにいきたくなのもの当然のこと。いつの間にかそれが右京と穂波なりのじゃれ方となっていた。
穂波もまた、左京と同じように男との悪縁が多い。しかも、左京よりも質が悪い。外道な父親のせいでいろいろ苦労していることを聞いた日にはそいつの首根っこ掴んで落とし前をつけてやると怒ったくらいだ。そして困ったことに穂波は生まれのせいで自分を大切にするという考え方が欠如しており、自己犠牲をしがち。きっと思うことはいろいろあるだろうに、全てを押し殺して、自分を殺すことが当たり前になっているせいで我慢していることにすら気付いていない。そんな姿がもどかしくて見ていられず、ここ最近はそれについて踏み込んでは穂波に嫌がられて喧嘩になるというのを繰り返している。
音色『遊びがいのあるやつ』
「音色は可愛い顔してるんだから、有効活用しないとねえ」
左京と穂波に付きまとう輩のせいで右京の中で男という男たちへの認識は最低なものである。父のように心優しい男もいることは知っているが、それでももう男は全員滅べばいいんじゃない?それか去勢したら?と。そのような考え方が身についてきた頃、とっても可愛らしい少女が下卑た笑みを浮かべたよそ者に絡まれているところを発見した。大変不快な光景で当然右京は間に割って入って止めようとした。が、その寸前で絡まれていた少女は遠慮なく男の急所を蹴り飛ばし、ドスの効いた声で脅したという。そう、なんとこの可愛らしい少女の容姿をした子は男だったのだ!
衝撃的な出会いを経て、日頃は関わる機会が少なかったが会えば軽口を叩く仲となった。右京が音色を信用した決め手は左京が怖がらなかったこと。そして彩の里が火災に遭った日、音色は親しくしていた友人を失い、1匹にすると何をしでかすか分からない憔悴っぷりを心配して連れ回すようになった。路上パフォーマンスで資金稼ぎをする際、音色を女装させて巻き込んでみた。あっという間に歌姫として人気になった。需要には応えないとね? などと言って音色で遊び倒している。面白い。