「呪われると分かっていながら聞くことをやめられない。人の感情というのは不思議なものですよね……」
「柔らかな綿の中には棘が潜められている。よぉく覚えておくことだな」
■基礎情報
種族:★チルタリス
特性:しぜんかいふく
性格:しんちょう
性別:男
年齢:26歳
身長:172cm
一人称:俺・私
二人称:アンタ・きみ
■背景
幼少の頃よりマフィア『花籠』が取り仕切る『人形館』で見世物用ポケモンとして調教を受けてきた。浮世離れした美しい容姿をした音色は客人たちから天女と呼ばれ、愛でられてきた。美しい容姿と歌声で客人たちを魅了する音色は人形館の目玉とされ、マフィア『花籠』の組員たちからも贔屓にされてきた。抵抗せず、従順にしていればそこそこ良い待遇を受けられるので言われるがままされるがままであった音色。しかし、何でも屋『散華』による人形館の襲撃に乗じて音色の見張り役を担っていた組員を仕留めて脱走している。身も心も全てマフィア『花籠』に支配されているようで虎視眈々と隙を狙っていたというのだから見た目から想像つかない程逞しい根性をしている。
追手から逃げきった頃には身体はぼろぼろ、息も絶え絶え、瀕死寸前の状態であった。力尽きて倒れた場所は彩の里の入り口。目を覚ましたら里の者たちに囲われ、手厚く看病をされていた。色違いが多く住み、当たり前の存在となっている里は音色にとって居心地がよく、そのまま住み着いた。そして全てを焼き尽くす炎が里を襲った日、音色は手の届く里の子どもたちを守って火の海から逃げ出した。しばらくの間は傷ついた子どもたちの傍にいて面倒を見ていたのだが、里の復興資金を稼ぐために穂波が身を削るようなことをしているのを気付き、一刻も早くやめさせるために自分も復興資金稼ぎをするようになった。
■特徴
音色の歌う賛美歌はひどく甘美で天上に昇る思いの幸福感を得られる。同時に、聞いた者は数日以内に必ず死を迎えると噂されている。実際に人形の館を訪れ、音色の賛美歌を聞いた者たちのほとんどが不可解な死を遂げている。一時はマフィア『花籠』が自分たちに都合の悪い存在を消しているのではないかと疑われていたのだが、中には失えば大きな上客たちの死亡も確認されている。次第に音色の賛美歌を聞ける下界の者に嫉妬した神様による呪いだとまで言われるようになった。
聞くと神様に呪われるとまで言われるようになった音色は真に受けるわけではないが、本当に何かあったときに悔いることになるからと彩の里に来てからは歌うことを避けるようになった。だが、自分の価値は容姿と歌声にあるというのも自覚している。長い間悩み、密かに実験をし、賛美歌以外ならば死者がでないという答えを見つけた。そうして音色は亡くなった里の者たちへの手向けとして鎮魂歌を歌うことを日課にするようになった。
■ポケモンバトル
技構成:ムーンフォース・しんぴのまもり
りゅうせいぐん・ほろびのうた
■自宅関係
穂波『秘密の共有者』
「俺は穂波に生きてほしい。……なあ、穂波はそんなに生きることが嫌?」
金魚病の重病化により倒れる穂波を目の前で見ていた。当時は金魚病の存在など知らず、不特定多数との肉体関係により何かしらの病が感染したことを危惧した音色は代償さえ支払えばどのような患者も受け入れ、どのような病も治すと噂されている志寿診療所へ運んだ。そこで宣告される穂波の病と余命。きっと穂波が倒れる場に居合わせていなければ隠されていただろうし、マフィア『花籠』にいなければ志寿診療所の存在を知ることもなかっただろう。初めて己の悪運の強さと見世物用ポケモンとして飼われてことに感謝した瞬間である。
安静にし、自身を大切にしてもらうためには音色だけではなく他にも穂波を大切に思っている者たちに金魚病のことを知らせるべきだと考え、真っ先に左京と右京に相談しようとした。それを見越した穂波は音色に「秘密を握っているのはお互い様よぉ」と。彩の里に来る前はマフィアに飼われて見世物とされていたことを知っていると脅してきた。音色は自分が私欲に塗れた醜い場所で生き抜いてきたことを知られたくない一心で隠し続けていたことを穂波が知っていることに動揺した音色はお互いに知られたくない秘密を聞かなかったことにすることに同意してしまった。穂波の身を案じるのであれば脅されたとしても皆に金魚病のことを知らせるべきであるのに、それでも保身に走ってしまった自分を嫌悪している。
左京・右京『厄介の塊』
「……お前は俺を何でも屋だと思っているのか?」
トラブルを持ち込んでくるお騒がせツインズ。里の者たち曰く、お淑やかな姉と正義感に強い妹だとのことだが、それはどの点をさしているのだろうかと首を傾げたくなるほど音色のもとに厄介事を運んでくる。しかも、噂に聞けば2匹とも男性へ対して苦手意識と嫌悪が強いらしい。だが、そんな素振りを欠片ほども見せない。どういうことだと問いただせば2匹口を揃えて「可愛すぎて女の子として認識している」と。なんたる屈辱。しかも冗談と珂茶化しているとかではなく、本心でそう言っているらしいので質が悪い。
日頃、トラブル引っ提げて活動しているだけあって行動力がある2匹。火災後しばらくして、あの美しい里を取り戻そうと呼びかけたり出稼ぎしたりと積極的に動いている。穂波の一件に加え、2匹の様子に触発されて自分も資金稼ぎに気合いをいれている。……が、そのために双子の路上パフォーマンスに巻き込み、自分を歌姫と称して女装をさせてくるのだけはやめてほしい。