「皆、もう限界が近いの。だから私はお願いしに来たの。私たちを手放して」
「家族は私が守る」
■基礎情報
種族:ジュナイパー
特性:しんりょく
性格:しんちょう
性別:女
年齢:22歳
身長:157cm
一人称:私
二人称:貴方
■背景
エンテンに託された2つの卵から産まれた1匹。広大な世界は未知なことが多く、未知はとても恐ろしいものだった。本能的に弱い姿を見せたら捕食されると感じ、感情を露わにしないように努めた。その癖は染み付き、今や表情の変化は乏しく、本音や弱音を口に出すことが苦手となった。それでも未知への恐怖は拭えず、外に出るときは拠り所である家族と手を繋ぐようにしていた。家族が増えれば必然的に大好きな人が増えていく。家族に依存傾向のある園香は献身的に尽くすことが多かった。それは旅の事故をきっかけに悪化していく。荒れるエンテンの八つ当たりを1匹で受け止めたり、憔悴していく伝依たちを支えたり。身を削って家族を守ろうと踏ん張っていたせいでどれだけ辛くて苦しい状況に陥っても涙を流せなくなった。それでも園香は誰よりも家族の幸せを願った。そのためなら汚れ役だろうと嫌われ役だろうとなんでも買うようにしていた。
いつでも家族と一緒にいた園香は1匹でいるとたまらなく寂しく、人肌が恋しくなる。それでも我慢して家族がばらばらになった後も1匹でエンテンの看病を続けた。表情に出すことはなかったが相当ストレスだったのだろう。エンテンが回復した後に反動がどっと押し寄せてきた。今までの寂しさを埋めるように人肌を求め、取っかえ引っ変えで恋人を作るようになった。正確にはフリーであるときに告白されたら初対面でも受け入れ、別れたらすぐ他の人に告白される。恋人に一途なのだが、どうやら家族以外の者への愛情表現が下手らしい。ちゃんと好意を抱いて付き合っているのに、それが全然伝わらず振られることが多い。最短で3日、最長でも1ヶ月という期間の短さ。さすがエンテンのポケモン。貞操観念が皆無であるとかなんとかいろいろ言われるが……園香はエンテンとお揃いなら別にいいかと気にしていない。
■特徴
殺し屋稼業から足を洗った夏彦を狙った者からの攻撃を受けて以降、夏彦から一丁の拳銃を渡された。さすがに心配しすぎではと呆れたが、あまりにも必死な様子に断ることをもできず受け取った。種族柄かもともとスナイパー気質であった園香は拳銃の扱いもお手の物。威嚇射撃として活用することが多い。もっとも、平穏な日常では出番の少ない拳銃。スカートに忍ばせた拳銃を取り出すよりも影で縫った方が手っ取り早いらしい。
近所に住む子どもたちを相手にして絵を描く機会は多かった。だから伝依に気を紛らわすためにと物書きを勧めた際、手持無沙汰だからという理由で挿絵を描いてみた。完成した絵本を世に出すつもりなどなかったが、気に入った言咲が持ち歩いて出演番組で「大好きな家族が紡いだ絵本が1番好きなお話です。文も絵もとても素敵なんですよ」と。あろうことか全国放送で絵本の存在を明かした。見事に出版社に目をつけられ、伝依と絵本作家デビューを果たした。絵を描くことは好きだけれど人に見られることは慣れていない。目立つことはあまり得意ではないので断ろうと思ったけれど、伝依が嬉しそうに笑っているので顔出しNGを条件に受け入れることにした。絵について褒められることは少ないので、少し褒められるだけで日頃めったなことでは変わらない表情が朱色に染まって慌てだすぞ。
■ポケモンバトル
技構成:リーフブレード・ポルターガイスト
ブレイブバード・かげぬい
■自宅関係
良絡『頼りないシスコンの兄』
「お兄ちゃん……人の心配する前に自分の心配をしてくれる?」
両親に託された卵をエンテンに預けた兄。曰く、当時は墓守をしている最中に死霊に憑かれることが多かったから悪影響を及ばさないようにと自分から遠ざけたとのこと。そこは何がなんでも兄である俺が守るという男気はみせられなかったのかと思う反面、ゆるゆるふわふわのこの人には無理な話かと納得した。
園香の安全を守るためにエンテンに託したのだが、その男が大荒れしている間、身を削るように彼を支えていたり。家族を庇って大怪我をしたり。傷ついてばかりの妹を見てシスコンの素質があった良絡はついにシスコンを拗らせた。良絡のことは好きなのだが、過保護になってきてからは鬱陶しい。反抗期の妹かのように塩対応をするようになった。
花華夢『元恋人・現在親友関係』
「花華夢とは別れた後の方が付き合いやすいよねぇ」
どちらから告白したのかは覚えていないし、そもそもどういう初めて会ったときのことすら記憶になり。ここまで思い出せないということはお酒に酔っていたのかな、外で記憶がなくなるほどお酒を飲むなんてしないんだけど。どうせ私のことだからフリーのときに告白されたとかそんなんだろう。花華夢と恋人であった期間についてはその程度の認識。お互いに踏み込むことをせず適度な距離感で気の合う相手。付き合いやすかった。だが、2匹とも生粋の攻め気質であった。そしてどっちも譲らずだった。話し合いの末、身体の相性は大事だよねという意見が一致して別れることになった。
園香は恋人と別れたら縁ごと切れる傾向にあった。しかし、お互い嫌い合ってとか仲に問題が生じて別れたわけではない。そのため、花華夢が「私たちって恋人は駄目だけど、友達なら付き合っていけそうじゃない?」と。友人であることを提案した。実際に恋人関係のときよりも付き合いやすく、今では1番の親友と言ってもいいくらいの仲良しだ。