どうも、はじめの妻になります
昔、使っていたガラケーに電話が掛かってきた。
スマホに機種変した時、携帯番号も連絡先も一新した。黒龍の奴らはもちろん、東卍の奴らとも縁は切れてるし。そしてその時期に梵天の元となる関東卍會が結成されていよいよ不要だと思ったからだ。でもそんな古い携帯も未だに捨てれず律儀に充電までしていた。それは、いつかまた連絡が来るんじゃねぇかと思ったからだ。
「てっきり着拒にでもされてんのかと思った」
「イヌピーにそんなことするわけねぇだろ」
廃墟のような古いバイクショップをアジトと呼んでいた頃が懐かしい。今はすっかり改装され、新たな名前のバイクショップだ。イヌピーらしくていいんじゃねぇかと思う。
「なんか飲む?」
「買ってきた」
箱に入ったワインを取り出したら「マグカップしかねぇよ」と笑われる。いや、これはイヌピーへのプレゼント。店のオープン祝いできてなかったし。今飲むのはこっちだとビニール袋から缶ビールを取り出して机に並べた。缶を付け合せて乾杯をすればやっすいアルミの音がして。でもそのビールは美味かった。
「一応、謝っとこうと思ってさ」
他愛のない話をし、缶の中身が半分に減ったころイヌピーがそう切り出した。
「何が?」
「ラブホにいるって嘘ついたこと」
「ブッ⁉」
「うわっ汚ねぇ」
誰のせいだと思って……箱ごとティッシュを渡されて濡れたところを拭いた。
別にそのことについては怒っていない。アイツにも謝られたし。っつーか寧ろイヌピーには感謝してるくらいだわ。身振り手振りで誤解を解こうとするアイツの姿は中々に面白かった。いや、可愛かった。
気にしてねぇよ、って言ったら「いつか悪い男に取られるぞ」と不服そうに言われる。アイツは目ぇ離したらすぐどっか行っちまうことは分かってる。だからそれも含めて大丈夫だとオレは返した。
「なし崩し的だったけどプロポーズもした。オレにとってアイツは特別な存在なんだよ。これからは命に代えても守ってやるつもり」
「そっか」
イヌピーは缶に入った残りの酒を一気に煽った。こんな飲み方する奴だったんだ。そんな発見に感心していればこちらを見たイヌピーと目が合って。あぁ、本題はこれじゃなかったんだと察した。
「なぁ、ココにとってオレは何だった?」
イヌピーの表情を分かりづれぇって言う奴は多い。事実、それが威厳となって黒龍の頃は寡黙な特攻隊長として一目置かれてたし。でもオレからしたら喜怒哀楽ははっきりしている方だと思う。眉の動きとか、奥歯を噛みしめる癖とか。一瞬だけど感情が揺らぐと分かりやすく反応する。そして睫毛が震えた今の表情を見て、同調するかのようにツキン——と胸が痛んだ。
オレには人生で二つ後悔していることがある。一つは赤音さんを救えなかったこと。そしてもう一つは燃えさかる家から救い出したイヌピーに「間違えた」って顔しちまったこと。
確かにあの時はそう思った。
でもイヌピーが助からなければ良かったなんて思ってない。
その罪悪感もあってか、オレはイヌピーの言うことは何でも聞いたしどこへでも着いて行った。イヌピーを助けるために天竺へ行った後もオレはイヌピーのためになるよう動いた。
『今日ばかりはオレに任せろ。悪いようにはしねぇから』
後に関東事変と呼ばれることとなった抗争。オレがイヌピーの言うことを聞いていたように、イヌピーもまたオレの言うことを聞いていた。でもその日、初めてイヌピーはオレの手を払いのけた。
『赤音はもう死んだんだ!』
長い口論の末に分かっていた現実を言葉で突きつけられ、オレの中である感情がプツリと切れた。
もう感情なんていらねぇんだよ。オレに近づく奴はみんな金——そう思っていた方がシンプルで分かりやすくて。そして何よりオレが一番傷つかない。イヌピーはオレに寄り添おうとしてくれた。でもそれが嫌で、抗争後イヌピーとは決別した。
でもだからってオレがイヌピーのことを嫌いになったわけじゃねぇんだ。オレが自分の気持ちから逃げるために取った行動だ。その後も犯罪に手を染め、汚い金を集めてオレは日陰を歩くことしかできなくなった。
でもアイツと出会ってオレは少しだけ変わった。真っ当な道を今さら歩こうとは思わねぇ。でも、あの日事切れた感情と向き合うことができるようになった。だからイヌピーがオレを怒ってくれた気持ちも今になってようやく分かる。
だからその質問の答えは至ってシンプルだ。
「イヌピーはイヌピーだろ」
幼馴染、友達、仲間、相棒——どんな呼び方でもできたけど、やっぱイヌピーはイヌピーだ。ほら、自分でも言ってたろ?「オレは『青宗』だ‼」って。
「はは、なんだよそれ」
ヘタクソに笑ったイヌピーは少しだけ泣きそうな顔をしていた。
そんなイヌピーにオレはあと一つだけ言いたいことがある。
「そのまんまの意味。それと勝手に過去形にすんのやめろよな。これからもオレん中じゃイヌピーはイヌピーなんだから」
それは今も昔も変わらない。
イヌピーが徐に立ち上がって、オレも立つように促される。んだよ。まさか友情のハグでもするつもりか?アイツに抱きつかれることが増えたからか、そんな想像をした。でもイヌピーってそういうキャラでもねぇし。だから次の行動が予測できるはずもなく——気付いたら思いっきり顔を殴られていた。
「ガァッ!イッテェ⁉」
「今までの怒りを諸々含めた一発だからな」
「はぁ⁈」
「オレを赤音と間違えたこと、図書館でキスしたこと、んで彼女を取ったことへの報復」
「いや、ちょっと待て」
情報が多すぎやしねぇか?っつーか本題は絶対にこっちだったよな?そして順を追って説明をするイヌピーにオレの耳は痛みを増していく。イヌピーを助けた時に「間違えた」って顔したことは向こうも気付いてて。図書館で赤音さんの名前呼んでキスしたこともバレてるし。んで、何となく気付いてはいたがイヌピーもアイツのことを好きになっていたらしい。
「マジか……」
「まぁこの際火事の時のこともキスしたこともどうでもいいけど、彼女だけは取られたくなかったな」
「告白とかした?」
「その前に事実上フラれた」
「じゃあ寝取るつもりか?」
「……頭、大丈夫か?」
アイツのことになるとオレはどうにも過程を二、三個飛ばして考えてしまうらしい。事実、アイツがボスから仕事を受けていたときも徹底的に部下にマークさせようとしたらボスにすら引かれた。「ストーカーはさすがに気持ち悪いな」なんて言われて。でもその代わり、ボスがアイツの身の安全を保障してくれたからオレもアイツの行動に口出しはしないようにした。
「彼女も幸せならいいけどさ。でもプロポーズしたんなら責任は持てよ」
「わぁーってるよ」
「んじゃココもオレの事殴っていいよ」
「は?」
「そっちもオレに対して色々溜まってるでしょ?」
「別に……」
「彼女、オレに家に泊まりに来たことあんだけど襲おうとして首に噛み、ッぐぁ⁉」
躊躇いもなく右ストレートを決めた。こんな拳を振り回したのは久しぶりだ。あぁ、でも最近だと三途に一発キメたくらいか。案外腕もなまっちゃいないもんだな。まぁめちゃくちゃ手ェ痛てぇけど。
互いに腫らした顔を見合って。そんでバカみたいに笑いあった。怪我した時はこのアジトで手当てし合ったな。そんな色褪せた思い出が蘇って気付けば遅くまで駄弁っていた。あの頃と同じように。
「じゃあな」
「顔、マジで手当てしなくて大丈夫?」
「あぁ。家でやるわ」
痛みが残る顔のまま話を切り上げ外へ出た。
夜風に頬を撫でられ闇の中へと足を踏み入れる。
「彼女にもよろしく」
「言ってやんねぇ」
「なら直接電話するわ」
「……」
「無言で睨むなよ」
あの日と同じくベッと舌を出せばイヌピーの口角が緩んだ。やっぱ分かりやすいよ。そうして夜の路を数歩進んだところで呼び止められて。靴の向きを九十度だけ動かしてオレは振り返った。
「オレにとってもココはココだ」
そんなん知ってるわバーカ。
今までありがとな。
そんでこれからもよろしく。
◇
家の鍵を開ければすぐに足音が聞こえてきて家に帰ってきたことを実感する。
「ただいま」
「おかえりなさ……ってその顔どうしたんですか⁈」
イヌピーのストレートをもろに食らった顔を見て悲鳴を上げられた。目は見えているか、歯は折れていないか。そして誰にやられたか、ボスに連絡するかなど矢継ぎ早に聞かれ思わず吹き出す。そうすれば「頭もやられたんですね⁈」と青ざめた顔を見て口の中が切れているにも関わらず大口開けて笑っちまった。
「オマエ、今すごいアホ面してんぞ」
「誰のせいだと思ってるんですか⁈ほら、とりあえず手当てしましょう!」
いつもは荷物を持つのに、今日はオレの手を取って廊下を歩く。その背中と、握られた自分よりも小さな手を見て愛おしい気持ちになった。
—赤音さん…今のオレ見たらそんな顔で怒ってくれたのかな?—
赤音さんをどうしても助けたくて犯罪にまで手を染めた。金を集める理由がなくなっても必要とされればオレはソイツらに手を貸した。そして今は日本最大の犯罪組織梵天に籍を置く。
今のオレを見たら赤音さんは怒ってくれたのだろうか。
真っ当な道を歩けと言ったのだろうか。
善人じゃなきゃ天国にいけないと、夢物語を語ったのだろうか。
その答えは分からない。
でも一つ言えるのは目の前のコイツはそんなこと言わない。
今のオレを見たら自分にできることはないか聞くのだろう。
茨の道でもコイツは一緒に歩いてくれるのだろう。
そして死んだ先が地獄であっても笑って隣にいてくれるのだと、身勝手にもそう思う。
「どうしました?」
「は……?」
「泣いてますよ」
ソファに座らされ、伸びてきた指先で目の端を拭われる。一つ瞬きをすれば視界が滲んだ。
てっきりバカにでもされんのかな、と自嘲すれば体が僅かに傾いた。香水でも柔軟剤でもないやさしい香りが鼻を抜ける。まだ血も拭っていないから当然顔も汚ねぇってのに、服が汚れるのも厭わずに抱きしめられた。
「私はずっとはじめさんの傍にいますからね」
いつもへらへら笑ってるくせに。ああ言えばこう言うくせに。減らず口は相変わらずで口喧嘩もしょっちゅうで。よく見ておかないとすぐにどっか行っちまうし。自覚もないから隙も多くて男にもよく絡まれる。そんで結局、梵天にも入っちまった。刺青こそ入れさせなかったが無茶しすぎなんだよ。ほんと、世話が焼ける。
でも時折、驚くくらい大人になってその時にオレが一番欲しい言葉をくれる。
「はじめさんがどこに行こうとも私は着いて行きます。もし梵天に追われるようになったら世界の果てまで一緒に逃げます。警察に捕まったらもちろん私も共犯者になります」
バカみたいに真っすぐな言葉が心臓に刺さって、鼻の奥がツンとした。
「もし酷い目に遭ったら私がその敵を取ります。物理的には無理でも社会的に一人の人間を抹消するくらいはできますから」
いきなり物騒になったな。でもいつもなら鼻で笑っちまうその言葉がどうにも嬉しくて。肩口に顔を埋めながらひとつ頷いた。声は、出せなかった。
「私がはじめさんのこと守ってあげますからね」
なにバカなこと言ってんだ。いつもオマエは可愛げがなくて、生意気だ。でもオレはその言葉に救われたような気がした。
『赤音さん!オレ…一生好きだから!大人になったら結婚してください!』
赤音さん、ごめん。あの時の約束は守れそうにない。赤音さんの事は好きだけど、でもオレはアイツに出会っちまった。心の底から愛おしいと思える彼女と一緒になりたいと思った。
オレはきっと天国には行けないから先に謝っとく。後悔は色々とある。この先も間違えることだってあると思う。でもオレは彼女だけは守ってやりたい。
何故なら、彼女の隣がオレの居場所だからだ。
◇ ◇ ◇
はじめさんってセンスがない。
私に服のセンスがないってよく言うけど、それ以外の感性はまともな方だと思う。現に料理のセンスはあるしね。だからそれじゃあ少し地味じゃないかって言ったら「長持ちすんだからいいだろ」って言われた。確かにそうかもしれないけどせっかくなんだし可愛い方がいいと思う。
「初めて会うんですから今日は私に選ばせてください!」
最低限のマナーは分かってるつもり。だから棘のあるものと香りがきついものは避けた。
自分の中でイメージを膨らませて、まずは黄色のマーガレットを選ぶ。それから白のガーベラと定番であるカスミソウもお願いした。あともう一種類くらい、と目についた黄色のカーネーションも綺麗だったから一緒に束ねてもらうことにした。
「あの花もまとめて」
外で待っているのかと思いきや会計途中に顔を出したはじめさんが黄色のスイートピーを追加した。結局自分も菊以外の花選んでるじゃん。まぁ色もまとまってるし別にいいけど。
それより私より先にお金を出すのやめてほしい。私が会いたいって言って会いに行くんだから供えるお花くらい私に買わせてよね。
変なところで金を出すことを惜しまない男のせいで一悶着あったが、私が無事にお会計を済ませた。
やはりここへはよく来るのかはじめさんは手慣れたようにバケツや雑巾の準備をしてくれた。墓石を磨いて花筒の中も洗い、お花を飾って線香をたく。
乾家と書かれたお墓の前で、私は静かに目を閉じた。
初めましてだね、赤音さん。
やっぱり先に挨拶しときたくて今日ははじめさんに連れて来てもらいました。赤音さんから見ても、私は貴方に似てるのかな。髪型とかはもう自分で好きなようにしてるけど、顔立ちとか目元とか。でもね、イヌピー……じゃなくて青宗くんに言わせたら中身は真逆なんだって。
そんな私だけど、九井一さんの事を好きになりました。はじめさんは口も悪いし目つきも悪いし、仕事は無茶振るしドSな部分も多々あるけどとってもやさしい人です。はじめさんの優しさは赤音さんの方がよく知ってるのかな?でも今のはじめさんのことを知ってるのは私の方だから。
私は心も狭いし優しい人間でもないから嫉妬もするし意地悪も言う。だから言わせて。私には赤音さんのような落ち着きや可愛らしさはないだろうけれど、はじめさんを一人にはしないし何があっても傍にいる覚悟はある。だからはじめさんの隣は譲ってあげないよ。
そして改めて自己紹介させて。私ははじめさんの——
「終わったか?」
「はい。お待たせしました」
掃除用具はすっかり片付けられていて、はじめさんは霊園の石階段を降りた場所にいた。その隣に並んで歩き出す。
「道そっちじゃねぇだろ」
普段は車移動が多いから裏道を通れば気付かれないだろうと思ったのに早くもバレた。でも確かにこの辺りははじめさんも詳しいんだろうな。ここ十年で様変わりしたとはいえ思い出は簡単に色褪せるものではないだろう。
「あってますよ」
「ちげぇよ。どこ向かってんだ?」
手首を掴まれ足を止める。さすがにもう誤魔化しはききそうにない。だから仕方なしに諦めて私は白状した。
「私の友達のところです」
「はぁ?」
握られた手を解いてそこに自身の指を絡ませる。そうして再び歩き出す。はじめさんは引かれるように着いてきた。
「だってまだ一人分しかもらってないですもん」
「ボスに頼んだつってたろ」
「はい、だからマイキーさんのしかないです」
「二人分必要なの分かってるよな?」
「だからもう一人の人に今から会いに行くんです。もしかして私が春千夜さんに頼むと思ったんですか?それか蘭さん?竜胆さん?」
「アイツらは論外。オマエなら鶴蝶あたりに頼むと思ったんだよ」
確かに鶴蝶さんならありだけどせっかくならもう一人は彼だって決めてたんだ。でもその事を言ったら絶対にはじめさんは一緒には来てくれない。だから先に言わなかったし直前まで黙っていた。
「あっいた!」
裏道を抜け大通りに出る。そうして待ち合わせ場所である公園に着いたところで彼を見つけた。待たせてしまったと駆け出そうとすれば繋がれた腕が伸び切ってつんのめった。
「……オレは向こうで待ってるわ」
「逃がすか」
背を向けられる前に腕を掴んで引き寄せる。頑なに動かない男と公園の入口で揉めていたら向こうもこちらに気が付いた。案の定、大変驚いていらっしゃる。でも先に言ってしまったら向こうも来てくれないと思ったんだもん。二人の関係は今どうなっているのか知らないけどこの報告だけは直接二人でしたかったのだ。
「いい大人が駄々こねないでくださいよ!」
「なに勝手なことしてんだよ!」
「勝手も何も、私は私の友達に会いに来たんです!」
「分かってて言ってるだろ!」
「はじめさんこそ、そこまで分かってるなら説明の必要もないですよね⁈」
じゃあ行きましょう、と腕を引っ張るが微動だにしない。しょうがないので強硬手段に出るため脇の下をくすぐろうとすれば先に手を掴まれた。あっ!と叫べば「まだまだだな」と某テニス漫画の主人公みたいなことを言われる。でも腕は二本あるんだよ。だからもう一方の手を伸ばして脇を突いた。油断せずに行こう、のセリフはご存じなかった?
「人前でいちゃつかないでよ」
一歩も引かぬ攻防戦を繰り広げていたところで後から声がかけられた。どうやら向こうの方が痺れを切らしてこちらまで来てくれたらしい。その人は私とはじめさんを交互に見て蒼い瞳をわずかに細めた。
「優しくしてあげないと捨てられるよココ」
「もっと言ってやってよイヌピー」
「オマエは黙ってろ」
さすがにもう逃げるつもりはないらしい。だからこちらも安心して手を放したら解放された腕が私の肩に置かれた。人前でこんなことするなんて珍しい。でも私はそれが嬉しくて寄り添うように隣に並んだ。
「今日はイヌピーにお願いがあって来ました」
鞄の中に入れていた一枚の紙を差し出す。こんな紙切れ、値段にしたら一円の価値もない。でも億単位に書かれた小切手よりも大切に持ってきた。だってお金には換えられないこれからの幸せがここには詰まっているから。
「オレでいいの?」
その言葉に私は大きく頷く。そして隣にいるはじめさんを見上げた。目が合えば、いつもは釣り上がっている目じりが柔らかくなる。そしてはじめさんもイヌピーの方をしっかりと向いて「オレからも頼む」と言ってくれた。
「じゃあキミはこれから……」
イヌピーの続きを受け取って私は笑顔を向ける。
そして私は私の言葉で、堂々と言ってやるのだ。
「はじめさんの妻になります」