とあるバラエティにて2

ゲストは鳴と颯音。

「成宮が玖城大好きすぎるって話は日本球界じゃ有名だけど。そこんとこどうなん?2人とも独身やろ?結婚とか彼女って考えたら 邪魔ちゃう?」
「俺は別に。颯音を邪険にするような彼女ならいらないし。今んとこ、颯音以上に結婚とか向いてる相手には出会ってないしね」
「自分は結婚願望がなくて。特に困ってはいないですね。鳴さんに特別気を遣っていただけてるのは自分自身 喜ばしいことですし」


「実際、成宮はようすっぱ抜かれてるやん」
「残念ながら全部違います。てか、すっぱ抜くなら俺と颯音が先じゃない?一緒に歩いてたどころか、家行き来してるしホテルとか一緒に入るよ?大丈夫?」
「それ、いつもやん。今更ネタにもならんやろ。玖城は未だノースキャンダル男やなぁ」
「狙われてるなー、と察することはありますけどね。何分野球以外興味がないので。女性がいる飲みの席には基本的に行きませんし、強制参加なら飲まないか 飲んでも日付が変わる前に帰ります」
「これ、マジだから。ほんとに盛り上がってても、お先失礼しますって帰んの!」
「そこまで徹底するんはなんか理由とか、あるん?」
「夜のトレーニングルーティンがあるので、それをやりたいっていうのが理由ですかね。鳴さんが参加してるものだったら最後までいることもありますけど。お持ち帰りするのは鳴さんなので」
「なんでお前お持ち帰りされてんねん!」
「颯音の介抱すっごいの。あれ、俺ってお姫様だっけ?って思うよ。紳士?いや、執事??って感じ。二日酔いの朝にさ、味噌汁の匂いと包丁の音で目覚めるんだよ。でさでさ、めっちゃ微笑んで 二日酔いかと思って、しじみのお味噌汁作りましたよ。食べられますか?って。やばくない?」
「お前それ、成宮にやるの無駄やろ〜」
「好きでやってるんでいいんですよ」

とか。その日のSNSにお姫様な鳴と執事の格好してる颯音のファンアートで埋まる。よく結婚してんだろ、実はって言われる。

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