同級生から見た彼ら
「あーゴム忘れた。もういいや」
カバンの中を見てた#name#が髪を結ぶことを諦めて、硝子と昨日のドラマの話を進め始めた。
もう1つくらいゴムが無かったかな、と自分のカバンも見たが入ってなかった。多分部屋にはあるけど彼女の言葉からそこまで求めてるものでは無いんだろう。
「#name#、これ部屋に忘れてた」
そう言った悟は、上の出来事の時はまだクラスにいなかった。いつもの、遅刻だ。
#name#の髪を忘れてたというそのシュシュを使って結び始める。おいおい、硝子の顔見ろってすごい嫌そうな顔してるから。
それに関わらず#name#「ありがと」って一言。それ以外に言うことないのか?
「お前は#name#のことなんだと思ってんの?」