Last World - 2 (2/2)
どうしてこんな風になってしまったのか。
自分でも分からない。
心を殺し続けるうちに、気付けば何も感じなくなっていた。
「黒崎一護、」
地下水道。
驚いたように振り返る彼の姿が脳裏に過る。
「朽木ルキアを助けたいんでしょ?」
そう問う私の目を、彼は澄んだ瞳で見つめていたっけ。
「……ねえ乱菊さん?」
私は私と乱菊さんを隔てる柵を握り締めて、私は口角を上げる。
「私、ちゃんと死ねますか?」
「一緒に虚圏へ来ないか」という藍染の誘いを断ったのは、尸魂界に残れば処刑されると思ったから。
いっそ、私が藍染の言葉に首を振った時に、斬り殺してくれればよかったのにとも思う。
もう疲れた。
この世界に生きることにも、自分自身にも。
もう、疲れた。
死にたい、死にたい、死にたい。
消えてなくなりたい。
私の頭の中にはただそれだけが延々と渦を巻いている。
例え世界に罪人として名が残ろうとも、構わないとすら思った。
全神経が麻痺している。
生きることに疑問を感じるくらいなら、死んでしまった方がましだと、そう思った。