ネロの封印魔法の話
2023/07/07
第二部 第3章 第3話「意外な特技」で、封印魔法の話をした時のネロの「まるで封印された側のような話し方」
まるで、封印を解く側の視点だな。
(ファウスト)
団を抜けると言った時にブラッドリーに閉じ込められた、つまり一時的に封印されたのでは…?
という、ふと思いついたことを広げてみたお話。
「頭を冷やせ」
二周年ストーリーにある、ネロとブラッドリーの話。
このエピソードを改めて見て妙だと感じたのは、 団を抜けようとしたネロ
逃げたわけじゃありませんよ!
ボスにわかってほしかっただけです!
手ひどい罰なんざ与えたら、本当に逃げちまいます……!
(盗賊団のメンバー)
に対するブラッドリーのこの言葉。
よう、ネロ。
一晩過ごして頭は冷えたか?
よく考えると、400年共にしたNo.2が抜けようとしたのを話し合いで納得させようとするというのはすごくおかしい事です。
ネロが抜けたいと初めて言った時なら、ネロの性格と実力を考えて、話し合いでもおかしくないかもしれませんが、ふたりの話しぶりからして、これは既に何度も繰り返されているような会話。
嘘だね……。 何度やった? このやり取り……。
今度こそ、次はねえつったろ!
これで何回目だよ……。
……疲れたよ……、もう……。
(ネロ)
そんな何度も抜けようとする相手にまだ話し合い?
他の国ならまだわかります。 が、あそこは北。
強さがものをいい、強さで生き死にが決まる厳寒の地。
簡単に弱みを知られては命に関わります。 話し合いはちと甘いのでは…?
ただの頭ならまだわかります。 が、彼は天下のブラッドリー。
無理だと思われていた北の国での組織を400年ももたせ、 誰もがなし得なかった魔法使いの国を作れるかもしれないとさえ(あのフィガロに)言わせる異能の持ち主。
不可能を可能にし、不可能を可能にすると思われるほど、頭領としての才覚を持つ男。
そんな男が、命取りになる情報を持つ人に対して「頭を冷やせ」は、おかしいのでは?
ちと甘いどころか、いけないのでは?
てめえは秘密を知りすぎてる。
生きたまま、抜けられると思うなよ。
(ブラッドリー)
と言うように。
北で生き残る道
たぶん、本当は閉じ込めるのでも甘いでしょう。
北らしく、すぐに殺す。それが最適なはずです。
※ 根本的に、比較的平和な世界に生きるひ弱な私は争いの中を強く生きる北の魔法使いの思考をなぞることはできないので、想像ばかりですが…
北の魔法使いたちは孤高で、人に命を預けたり情報を預けたりしない。
少しでも命取りになる情報を持っているとわかったら、少しでも自分にとって不利益だと思ったら、殺しにかかる。
それが厳しい中で彼らが生きてきた道だと思っています。
封印はいい手
でも、殺せない相手だとしたら…。
いつかの祝祭で北のわんぱく3人がオズを殺せない(殺してはいけない)なら封印すればいい、と言っていたように、封印すれば出て来れないのだから、封印する手は有りなんだと思います。
ブラッドリーはネロに実力では勝てるかもしれないけれど、情に篤い彼はネロに拷問や約束をするなどできなかっただろうし。
(実際は似たようなことをネロの心にしてしまっていたわけだけれど…。 ネロの繊細さや触れた相手への愛情深さを見ているとそれこそ拷問のような辛さだったろうなと思います…。)
意外な特技
「頭を冷やせ」とブラッドリーに封印される中で、封印の解き方を身につけた、またはそれが得意になった可能性も…。
というのが、ふと考えたことでした。
注 : 現時点では、第2部 第19章がメインストーリー最新話
このところ色々と賢者の情緒を荒らしているまほやくメインストーリー。
今後の展開が希望でありつつ、恐ろしくもありますね。
果たして、封印魔法に関する正解は何か、楽しみです。
もうふたつの可能性
警戒網
下手をすると、
当人以外にも知らせるような仕組みがかけられてる。
森中に張り巡らせた糸に、
一度も引っかからないで、
通り抜けろと言っているようなもんさ。
ほんの少しでも引っかかれば、
森全体が焼け野原になって、
封印した魔法使いが駆けつけてくる。
(ネロ)
ブラッドリーが、逃げ出した手下を把握するために、または敵を感知するために、アジトの周りにここでいう封印と似たような糸を張り巡らせていた可能性もある。
逃げようとした(わけじゃないと手下は言っていたけど) ネロがそれに引っかかったとか。
引っかかる手下を見てきたとか。
盗みに入って封印された
単純に、盗みに入った先で罠にかかったことだってあるだろうから、その時に経験したとか。
【余談】ボスはかっこいい
ボスは男として最高にかっこいい。
自分に誇りがあって、自分の生き方に誇りがある。
人に背中を追わせ、人の夢を掲げ背負える強さがある。
懐もたぶん広めだし、頭も良いし、面倒見もいい。
視野が広く、周りをよく見ていて、人を見る力がある。
筋の通った芯の通った自分の意志と考えをハッキリと持っていて、リーダーシップがあり、理解力、観察力、洞察力、人の心の動かし方、どれもがカリスマ的に長けている。
天性の統率者、天性の先導者。
遣う気がないことがあるだけで気の遣い方も知っている。
美味しい食べ物が好きだし、年寄りと子供にはそれなりに弱いしそれなりに優しくする。
総じて最高にかっこいい男だ。
でも紛れもなく生粋の北育ちの恐ろしい北の魔法使いで、 一時は世界で2番目に有名な魔法使いだった、 名前を聞いたら震えて眠れと言われるほどの北の大悪党 と言うことも忘れてはいけない大切な一面だよね、と思ったりして。
まあ、そんなところもまた最高にかっこいい男なのだけれど。