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息が苦しい。
唇から漏れ出た吐息は甘い色が混じって、生理的な涙が浮かぶ。
するりと当り前のように服の下を滑り込んできた手のひらの冷たさに、腰がびくりと跳ねた。
わたしの反応に気を良くしたおそ松さんが、角度を変えて段々荒々しく唇を重ねてくる。
「んっ、ふ……」
鼻から抜けるような情けない声に羞恥心が募る。
胸板を軽く叩けば、おそ松さんは逃がさないというふうにさらに距離を詰めて腰を抱えてきた。
髪を掻き混ぜるように頭に手を添えて、もう片方の手はがっちりと腰を抱え込む。
あまりに手馴れたそれに戸惑いながらも、なんとか息をしようと身を捩る。
「ふっ……」
やっと開放してくれた頃にはドレスは無残にはだけて、顎までどちらのものかわからない唾液でドロドロで。
はあはあと肩で息を整えれば、おそ松さんはくつりと笑う。
「きもちよかった?」
耳元で囁かれた甘い吐息に、肩がはねる。
楽しそうに笑ったおそ松さんは私の頭を何度か撫でて、手のひらを重ねてきた。
「ほんとはさ、もっとしたいけど、俺ボコられんのヤダからさ」
困ったように眉を下げるおそ松さんに、曖昧に頷きながら、とんでもないファーストキスだったとちいさくため息をつく。
きゅっと繋がれた手のひらはやっぱり冷たかった。
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