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※少し描写が残酷です





するすると身体をまさぐられて、目の前の12の瞳がすぅっと細められる。
面倒なことになったなあとどこか他人事に考えながら、小さくため息をついて、そっと瞳を伏せる。
するりと男の太ももを撫であげると、びくりと身体が震えた。


「勝手なことはするな」
「セックスするのに一方的は楽しくないでしょう」
「…………は?」
「こんな触り方してるんだから、するんでしょう?」


ゆったりと瞬きをして、真っ赤な唇で笑ってみせる。
男はごくりと喉を鳴らして、忌々しげに笑った。


「とんだクソビッチだな……」
「ねえ、どうせならベッドにいきましょう?これじゃ満足に触れられないから」


わたしの言葉に、男は私の両肩をつかんで向きを変える。
六つ子に背を向けて、顔色の悪い男と向かい合えば、やはり見たことのある顔が見える。


「そんなにがっつかないでよ」


首筋に顔を埋める男にクスクス笑う。
チクリとした痛みに小さく笑って、ゆるりと男の髪を撫でた。


「生憎ベッドなんかはないし、仲間が来るまでは気を抜けねえんだ」


にやりと笑う男に、そこまで馬鹿じゃないみたいだとため息をつく。
どうしようかな、処女なくすのもここで全滅するのも避けたいよな。


「スリルのあとはセックスしたくなるじゃない?」


ふふ、と笑んで、男の脚にそっと自分の脚を絡める。
歪な笑みが浮かんで、唇に噛み付いてくれば、もうこっちのもの。


「ciao」


吐息の合間に小さく笑って、目を見開いた男が飛び退くより先に、小さなハンドガンをあたまにつきつけて。
知らない男とするキスってサイアク。
はやく口をゆすぎたい。

パン、と小気味いい音が響くと同時に、目の前の男が倒れる。
びしゃびしゃと顔にかかる血しぶきが不愉快極まりない。
さっさとシャワーして歯磨きしよっと。


「なまえちゃん強かになりすぎじゃない?」


ぺろり、と唇を舐めるおそ松さんに、ふふふと笑ってみせる。
わたし、生きるためならなんだってできるよ。

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うたかた