風と心の鍵−4
●R−18描写
扉を開けると、中で突っ立っている大柄な背中が目に入った。どこに座れば、といった感じらしい。希糸の部屋は12畳、ベッドと机、本棚の他には特に何もない。ウォークインクローゼットには服やアクセサリーが多く入っているが、部屋だけ見れば優等生のそれだった。
「ベッド座っとけ」
「…うす」
カーペットもないフローリングだ、座ろうと思ったらベッドか勉強机しかない。
希糸はカーテンを閉めると、薄暗い部屋をそのままにした。ペットボトルをサイドテーブルに置いて、イナサのところに向かう。
「あの…先輩?」
「お前、俺のこと好きっつったよな」
「え…まぁ、はい」
イナサは珍しく笑顔ではなく、困惑していた。
その大きな足の間に、おもむろに希糸はしゃがみ込んだ。そして、なんの前触れもなくベルトを緩め、手早くスラックスをくつろげる。
「え、はっ!?ちょ、先輩、何して…!」
「お前が聞いたんだろ、俺が何してたのか」
「や、そ、うですけ、ど…!」
希糸の手技によって、すぐに下着の中からイナサのものが出てくる。萎えている状態からしてすでにでかい。体格を考えれば自然だろう。
希糸はイナサの自身をぱくりと咥えた。舌を使って、多くの男のものを一瞬で勃たせたその技量でもってすれば、高校生男子など簡単だった。
「っ、せん、ぱい…」
「ん…うわ、やっぱお前のでけぇな」
今まで見た中で一番大きなそれに、少し委縮する。こんなものが入るだろうか、というのは少しだけあった。しかし、希糸はすぐに気を取り直して完全にそれを大きくさせた。
イナサは抵抗したくてもできず、結局されるがままだった。ヒーローとしてそれはどうなんだ、と思うが、すぐにどうでもよくなる。
希糸は口を離すと、イナサをベッドに押し倒した。制帽が転がり、引っ張られるシャツによって逞しい胸板がよく分かる。そこに手をついて、希糸は自分のスラックスを緩めると片手で脱いだ。
「せ、先輩、それは、ほんと…!」
「うるせぇ」
希糸はベッドサイドからローションを取り出すと、まずイナサの自身に垂らした。それでわざと音を立てて扱くと、イナサの喉が鳴る。ついで、指で自分の後ろをほぐす。先ほどから時間が立っていないので、そこは十分だった。
「んじゃ…いくか」
「ちょ、先輩…!」
「さっきのヤツ、ちゃんとゴムしてたから平気」
そういうことじゃ、なんてイナサの声は声にならなかった。
イナサのものを、徐々に後ろでくわえ込んでいく。あまりに大きなそれに、慣れた希糸でも苦しくて、思わず顔をしかめた。痛みが走るなどいつぶりだろうか。
「せ、んぱ…こんな、」
「俺のこと、知りてぇんだろ…?仲良くなりたいっつってたろうが」
そう言って無理やり沈めると、なんとかすべて収まった。息を荒げる希糸を、イナサが心配そうに見ている。自分のものがでかい自覚はあるようだ。
ゆっくりと、希糸は上体を持ち上げてスライドさせる。イナサの大きなそれが抜かれて、もう一度中に入ってくる。かなり苦しいが、今まで感じたことのない快感も押し寄せてくる。
「んっ、はぁ、あっ…」
「…はっ、せん、ぱい…」
「は…はは、お前、童貞だった?ま、んっ、できる限り、自由にしてみろよ」
煽る様に言ってやると、イナサは若干顔を赤らめた。図星だったらしい。奪ってしまって申し訳ないとも思わないが、希糸はこれでイナサも懲りただろうと思う。
すると突然、イナサはがばりと上体を起こした。驚く隙もなく、イナサは希糸の尻を抱える。
まさか、と思った瞬間、イナサはそのまま希糸を抱えて立ち上がった。いわゆる駅弁というやつだ。一気に一番深いところまで突き立てられ、希糸はさすがに意識が飛びそうになる。
「せ、んぱい…かわいい…せんぱい…」
「っ!あ、ぅぐ、んん、はっ、」
息も絶え絶えの希糸にイナサは熱に浮かされたように言った。そして噛みつくようなキスをされる。自然とそれに返してしまうと、イナサはキスをやめて思い切り突き上げてくる。しかも歩きながらがつがつと突いてくるため、もはや希糸は声も出せなかった。