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その手は尻尾の付け根に辿り着くなり、柔らかく尻尾を握り、ゆっくりと先端に向けて滑らせた。
ぞくぞくとしたものが背筋を駆け上がり、顔を上げて廉造を見遣る。
「怒らんけど、さっき言うたことはすんで。どないに君が魅力的なんか分からせたる」
「へ…ちょ、まっ、んっ!」
再び尻尾を握られた。今度は扱くように上下に擦られ、下半身に熱が貯まった。
さらに、廉造は頭の猫耳に甘噛みをしてきた。その瞬間、びりびりと快楽が背筋を伝って同じように下半身に蓄積されていく。
「ぁっ、れ、んぞ…!」
「ここがええの…?」
耳元で甘く囁かれると、それだけでビクビクと震えてしまった。廉造はなおも尻尾と猫耳への愛撫をやめない。
あまりのもどかしさに、パーカーを押し上げて立ち上がる自身がひくつくが、廉造は意図的にそこには触れない。気が変になりそうだ、と朝祇は再び廉造の肩に顔を埋めて、その腕にしがみつく。尻尾を動かして廉造の腕に絡ませ、少し顔を廉造の首筋に向けて懇願した。
「廉造っ、も、我慢できない…!」
足も廉造を挟むように動き、腰も揺れてしまう。そんなはしたない行動に浅ましく思えてしまうが、廉造はごくりと喉を鳴らした。
「しゃあない子猫ちゃんやんなぁ…?せやったら、ちゃんとお願いせえへんと…」
「さ、わって…」
「どこを?ここかいな?」
廉造はパーカーの下に手を差し込み、胸の尖りをきゅっと摘まんだ。開発済みなだけあって、強い刺激が走る。
「んっ…!そこ、と…ここ、」
普段なら有り得ないようなことを言っている自覚は、頭の遠い片隅程度にならあった。だが、大したことも考えられないまま、朝祇は体を離し、パーカーの裾を持ってたくしあげた。
廉造の前に上体と濡れている屹立をさらけ出すと、廉造は焦りを隠すようにニヤリと笑った。
「ええ子やな、お望み通りにしたる」
そう言うなり、廉造は性急に胸元に口を寄せてしゃぶりついた。口に含まれたぬるぬるとした感覚に、一気に快感が打ち寄せる。さらに廉造の左腕は朝祇の背中を支えながら尻尾を扱き、右手は朝祇の自身を同じペースで扱く。
「んぁっ、っく、ん!」
「はぁ…っ、こないにかいらしくてええんかホンマ…!」
涙目で快感に喘ぐ朝祇の顔と、その頭に生える猫耳、その下には絶景が広がる。この光景だけで30年はヌける、なんてことを廉造が考えているとは露知らず、朝祇は快楽に溺れて思考停止していた。
「んっ、廉、造、もぉ…っ、イきそ…っ!」
「ええよ、イってまえ」
「―――っ!!」
そして、頭が真っ白になる感覚とともに、思いきり白濁を吐き出した。廉造が手で受け止めてくれていて、ディッシュで拭き取っている。それが終わると、脱力して廉造にもたれ掛かった。
「積極的でかいらしかったなぁ」
「うるせー…」
「お陰ですっかり臨戦態勢や」
すると、廉造は朝祇の手を自身の股関に置いた。すっかりスラックスの下で立ち上がっており、朝祇は顔をひきつらせる。
「ちょ、待っ…」
「こっからが本番やで〜」
それから啼かされまくった朝祇であった。
***
その晩、疲れはてて廉造のベッドで一緒に寝ていると、突然ポンッと猫耳と尻尾が消えた。廉造は少し残念そうにしていたが、朝祇の猫耳のなくなった頭を撫でる。
「まぁ、こうやって撫でられるからええか」
「次はお前がなんかやれよ」
「んー、じゃあ発情期の狼の仮装やなぁ」
「いつもじゃん」
「まだ足りなかったん?」
「俺が悪かったって」