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もはや走ることもできず、必死に熱を冷まそうと歩いた。遅々としたスピードで進んでいると、快活な声がかけられる。
「アルレやん!ってどないしたん!?それ!?」
「お、ホンマや〜アルレシアや〜ん!ハロウィン仕様なん?」
顔をあげると、前方から歩いてくるのはスペインとポルトガル。
本能的に「終わった」と感じて踵を返そうとしたが、ぐらりと体が傾く。
「…っと、アルレ?大丈夫?」
だが地面に倒れこむことなどはなく、スペインがしっかりと抱き止めてくれた。力強く抱き締められ、伝わる熱にドキリとする。
「かわええなぁ〜これ」
そこに、ポルトガルが尻尾をするりと撫でる。途端にびくり、と肩が揺れて快感が脳を支配する。もう、自力では逃げられないところまで発情期が来てしまっていた。
「ぁっ!…、スペイン、ポルトガル…」
抱き締めているスペインの胸元に顔を寄せ、ポルトガルの腕を掴む。まるでビ○チのようであるが、どうしようもなかったのだ。
「…誘ってきたのは、そちらさんやからな」
「アルレ…っ、」
それにイベリアの二人がなにもしないわけもなく。
二人に連れられるがまま、アルレシアは足だけを動かした。
***
やって来たのはスペインの家。
そのリビングで、ソファに半分胡座をかくようにして横向きに座り、両サイドに並んだスペインとポルトガルが、それぞれ前後からアルレシアを責め立てる。
前にいるスペインは深いキスを交わし、アルレシアの服を纏わない上半身を胸元を中心に弄る。しかし、立ち上がる屹立にはまったく触れなかった。
後ろにいるポルトガルは、耳と尻尾を口や指で弄くり倒し、肩や人間の方の耳を甘噛みしてくる。
「んん、ふ、ぅん、ふぁ、」
「あー…ホンマかわええなぁ…食べてまうで」
ポルトガルは熱に浮かされたように耳元で呟き、尻尾の付け根を軽く触れるようにして撫で回す。じわじわと快感がそこから産み出され、麻薬のように頭をぼやかす。
「かわええ、アルレ…」
「んぁっ、ぁあ!そこ、やめ、ん、」
スペインは口を離すと、今度は胸に直接吸い付いた。一番強い快感が走り、びくりと震える。逃げるように背筋を反らすと、近付いたポルトガルが後ろからアルレシアの唇を奪った。視界の隅に、ポルトガルが後ろに括る髪が揺れる。
「…、ローションあったんやった」
すると、スペインはそう呟いてソファの下の収納スペースからローションを取り出した。日本語が書いてある。フランスといい、なにを輸入しているのか。
「お、準備ええやん」
「寝てたら神様のお告げあってん」
「カトリックに死角はないいうんが分かるな」
カノッサで土下座して来い、と内心思ったアルレシアだったが、有無を言わさずポルトガルに寄り掛かるようにして後ろに倒され、そして露になった蕾に冷たい液体が垂らされた。
「ひっ、んん、」
「ポルトガルに集中しとき」
スペインがそう言ってローションを蕾に塗りつけ出すと、アルレシアを支えるポルトガルが胸を指でこねくりだし、狼の耳を口にくわえた。
「んぁぁ、あっ、!」
さらにスペインの指が中に侵入してくると、そのまま中で蠢き出した。息苦しく感じた直後にポルトガルがさらなる刺激をもたらし、忘れてしまう。
やがて、スペインの指が奥の固いところを突いた。
瞬間、背筋から脳天まで突き抜けるような刺激が走った。
「…っ!!あぁっ、ひっ、やだ、それ、ぁあっ!」
「おっ、これやんな」
したり顔のスペインにそこを集中的に責められ、さらにポルトガルも忘れるなとばかりにあちこちを愛撫してくる。
もはや目がチカチカしたそのとき、ガチャリ、と扉が開く音がした。