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真堂はトバリの言葉に目を丸くしたあと、「そうだね」と苦笑した。するとそのあと、急に表情から余裕をなくした。


「…でも、そんなかわいいこと言われるとさ、もう限界なんだよね…動くよ」

「…はい、んっ、」


ついに、真堂は律動を開始した。真堂のモノが引き抜かれて、内臓が持っていかれそうな感覚がしたと思うと、ぐっと押し込まれて息が詰まる。


「うっ、ん、はぁっ、くっ、」


最初は苦しかったが、だんだんと慣れてくると擦られる入口部分や押される奥の部分から快感を拾えるようになってきた。
真堂は手をトバリの両横について体を支え、綺麗に割れた腹筋を動かして腰をトバリに打ち付けた。


「…はっ、苦しく、ないっ?」

「ぁ、っ、だい、じょぶ、です、ん!」


確認を取ると、真堂はさらに早くピストンを始めた。ガツガツと打ち付けられる衝撃が脳を揺さぶる。


さらに、先ほど強い快感を受けたあの場所を、突然真堂のモノが思い切り抉った。その瞬間に花火が弾けるような衝撃が走った。


「っんあぁっ!!」

「うお、」


真堂も意図していなかったようで、突然締まったことで驚いていた。しかしそこが良いところだと気付いたようで、すぐに真堂はそこを狙ってきた。


「あっ、!ん、そこ、だめ、ぅあっ!!」

「はぁ、トバリ…っ!」


どんどんスピードが早められ、2人はともに思考が低下していく。トバリはもうとっくに何も考えられなくなり、真堂も一心不乱に腰を動かした。

絶頂が近づいてくると、真堂は体を下ろして再びトバリを掻き抱くように腕を回した。それに応じて、トバリも広い背中に腕を回す。至近距離に迫った真堂の顔を認識する暇もなく唇が重なり、音を立ててキスをする。


「せ、ん、ぱい、おれ、も…!」

「一緒に、イこっか…!」


口を離して限界を口にすると、真堂はトバリのモノを扱いた。それによって下半身に蓄積された快感が一気に沸き上がる。


「はっ、あ、ぁあ!せんぱい、!」

「トバリっ…!くっ、!」

「―――ッ!」


そしてついにトバリは果て、真堂も動きを止めて自身をトバリの中でびくびくと震わせた。荒い2人分の呼吸が、部屋に響いた。



***



行為を終え、しばらく抱き合ったあと、2人は軽く体をタオルで拭いた。トバリはベッドの上で掛布団を羽織ってうつ伏せになり、真堂はベッドの淵に腰かけてペットボトルの水を飲んでいた。


「体大丈夫?」

「全然大丈夫です…」


真堂はやはり心配してくれる。トバリが起き上がると、察したのか水を差しだしてくれた。それを一口飲む。


「…なんか、やばい、めっちゃ気持ちよかった」

「そ?そう言ってもらえると男冥利に尽きるね」


そしてぼそりと呟くと、真堂は軽く笑って言った。まったく痛くなく、僅かな苦しさも慣れれば問題なかった。それどころかとてつもない快感の連続で、こんなに気持ちの良いことが世の中にはあったのかといった感じだ。


「…ね、先輩、もう一回したい」

「…えっ、」


そこでトバリは少しねだってみた。体はまったく問題ないし、痛いところもだるいところもない。
真堂はそんなトバリにとても驚いていた。


「いや、無理しない方がいいって」

「無理してないです」

「気付いてないだけで、体は結構負担かかってんだよ?」

「俺が大丈夫って思ってるんで大丈夫です」

「でもさ、」


真堂はなおも食い下がるので、トバリはその左肩に顎を乗せて続ける。


「先輩はもうしたくない?」

「は?むしろもう一回なんて可愛くねだられた時点で臨戦態勢だけど?」


すると真堂は、トバリの手を掴んで自身の屹立に持っていった。下着越しに真堂のモノに触れると、確かにすでに7割がた立ち上がっていた。
トバリはそれを掴むと、上下に動かす。


「………何してんのかなぁ?」

「先輩の、入りたそうにしてるけど」


トバリの言動に、真堂は押し殺したように言うが、トバリは気にせずに扱き続ける。すぐに完全に立ち上がったモノをゆるゆると動かすと、真堂はため息をついた。


「人が初めてだから気ぃ遣ってやってんのに…お前はそうやって平気で煽るよなぁ…次は優しくないからな」

「いいから先輩、お願い」


トバリは顎を離すと、肩から降りて真堂の腕に頬を寄せてすり寄る。真堂の左腕はベッドについているため、二の腕の筋肉が盛り上がっていた。そこにすり、と頬をつければ、真堂はついに諦めた。

体をねじってベッドに乗り上げ、トバリを押し倒す。その顔は先ほど同様、余裕のかけらもなかった。


「どうなっても知らないからね」

「先輩ならいいよ」

「…っ、たく、ほんとに…!」


強引にむさぼるようなキスをかましてきた真堂は、先ほどのような優しさよりも本能がむき出しになっていた。そういう我慢していない姿で求めるもらえるのも、トバリにとっては嬉しくて、そのまま2人は2ラウンドへ進んだ。

ちなみに、そのあと4ラウンドまでいってさすがに後悔したトバリである。


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