サーヴァント・サマー・フェスティバルII−19
先ほどまで我慢して耐えていたのはアーサーだったが、唯斗ももうすでに、早く欲しいとねだる段階になっている。
「アーサー、はやく、んっ、」
「っ、ああ、僕も、もう限界だ。入れるよ」
切羽詰まった声なのはアーサーも同じで、指を引き抜いて自分のサーフパンツを脱ぐと、代わりに自身のものにローションを纏わせて、唯斗の後ろに宛がった。
そしていつも通り、アーサーのものが肉を開いて圧迫しながら侵入を開始した。一気に広げられた縁が刺激を伝え、奥を圧迫して満たしていく肉棒によって物足りなかった感覚が急速に埋められていく。
「ぁ、あっ、んッ!」
「ふ…ッ!」
アーサーは息を吐いて自分を落ち着かせながら、すべてを唯斗の中に埋めきった。
さすがにこの圧迫感にはまだ慣れないため、アーサーは少しそのまま待ってくれている。その間に、唯斗はアーサーのパーカーの間に見える腹筋に手を伸ばし、そこからパーカーの内側へと手を滑らせた。
「…?唯斗?」
「…俺も、ほんとはこうやって手ぇ突っ込みたかった。体見せすぎだろ」
「…、ふふ、そうか。なら僕も前を締めていた方が良かったかな」
「でも格好いいからいいや」
「そう?ならいいけれど。あぁ、でも少し暑いからやはり消しておこう。君と肌を触れさせたいし」
そう言ってアーサーは霊衣でもあるパーカーを消失させ、ついでに唯斗の体からシャツも抜き取る。これで互いに一糸まとわぬ姿となっている。
「…そろそろ動くよ」
「……ん、」
ずん、と軽く一突きされれば、最奥から脳髄までストレートに快楽が迸った。いつもより、苦しさから快感に変わるのが早い。
「ッあ!っ、ひ、んっ、!」
そのままゆっくり、追い立てるようにアーサーは抽挿を開始する。だんだんと引き抜かれる幅が増して、押し込まれる勢いが強くなっていく。
アーサーも、唯斗の反応から苦しさよりすでに快感が勝っていると見抜いているようで、いつもよりペースを上げて腰を揺らしている。
「んッ、あ、っあ!」
「いつもより、感じてくれてるね…っ!」
「お、れだって、んっ、!したかった、が、まんッ、ぁっ!してた、!」
「ッ!、ふ、そうか…っ!」
唯斗だって、ずっと隣にアーサーがいてくれる平和な3ヶ月のバカンスを過ごせるとは思っていなかったし、その間、近くにいるのに体を重ねられないことへの欲求不満のようなものはあった。
あらゆる意味で満たされた今、受け取る快感も強まっているのである。
アーサーは微笑みながらも、表情を快楽に歪めて、腰を打ち付ける速さも強さも増していく。
「っぅあッ!あ、んッ、くっ、ッ!」
「ふ…ッ!そろそろ、いいかい、唯斗」
「んっ、きて、あーさーっ!ぁあッ!お、れも、ん、!」
ピストンされる速さは急なものとなり、激しく疲れてシーツがずれる。衝撃で目がチカチカとする。
それを逃がすように、下腹部に集中する熱を、触れてもいないのに爆発させた。
「い、く……ッ!!」
「―――!!」
同時に、中にアーサーのものも吐き出される。魔力そのものであるエーテルの液体は唯斗の体に粘膜から直接浸透していく。
いつも、魔力が体に漲ることで、さらに感度が増してしまい、終わってからもしばらく体が火照ってしまう。アーサーはそれに配慮して、終わった後の接触は優しいものに留めてくれていて、慣れてからは唯斗も一人で冷たいシャワーを浴びて覚ましている。
お互いに荒い息のまま少し制止したあと、アーサーは自分のものを引き抜いた。