サーヴァント・サマー・フェスティバルII−21
くらりとして、思わず唯斗は正面の壁に両手をついた。こうでもしないと体を支えられないからだが、アーサーはそんな唯斗にさらに劣情を煽られたらしい。
まるで獣のように唸ったアーサーは、そのまま激しい抽挿を開始した。
腰を思い切り鷲づかみにされて、立った姿勢であるために力を籠めやすいことを存分に生かして腰を動かされる。
衝撃で毎度壁に額をぶつけてしまうのではと思うほどで、手が濡れた壁で滑られないようするのに必死だった。
「あ”っ、んッ!ぐっ、ぅ、あっ!!」
「はッ、く、唯斗、可愛い、唯斗…!」
熱に浮かされるような声で繰り返すアーサーは、腰の動きを緩めることはない。ただ、暑さを感じたのか、一度動きを止めると、最奥まで入れたまま腕を伸ばし、シャワーを止めた。その動きによってさらに奥へと押し込まれ、シャワーの音がなくなったことで、静寂に厭らしい水音と二人の声が響いた。
「ひっ、ん、!」
「唯斗のかわいい声が響いていいね」
そう言うと、一瞬動きを止めたことがやや余裕が戻ったのか、アーサーは再びピストンを開始しつつ、右手で唯斗のものを扱き始めた。
腰の動きに合わせて上下する動きをされ、亀頭を包まれ、息を飲む。
「ッ!ぁっ、!や、まっ、ん!」
呆気なく達してしまった唯斗だったが、あふれ出た白濁を含めて、さらにアーサーは腰を動かしながら亀頭を擦り続ける。
ぬるぬるとした精を纏った手の平が敏感なそこを摩り扱く上に、奥の感じるところを集中的に突かれてしまえば、腹筋が引き攣り声を発することができなくなってしまい、止めることもできない。
「…ッ!!!」
そして、込み上げてくる尿意にも似た感覚に、こんなところで漏らすわけには、と思ったのつかの間、耐えきれずに、先端から一気に液体が噴き出した。
透明なそれは、アーサーの手の平に阻まれた部分は全方位に飛び散り、まるでスプリンクラーのように床に降り注いだ。
「〜〜〜ッ!!か、は…ッ!な、に、」
「あぁ、潮噴きというやつだろう。男でもできると聞いたよ」
冷静に言うと、アーサーは滴る液体を見つめる。こんなところで放尿させられることにならずに済んだのは良かったのかもしれないが、あまりの衝撃で、唯斗は酸欠寸前だ。
「かわいい、潮まで噴いてしまったんだね。堪らないな」
あまりにも興奮したように耳元で低く言うものだから、唯斗は怒る気にもなれず、しかしこれ以上もう立っていることもできなかった。
恐ろしいほどに強烈だった絶頂のため、唯斗はふらつきながら後ろのアーサーに凭れる。
「アー、サー、も、立てない…」
「分かった。じゃあ壁に体をつけて。僕が支える」
アーサーに言われるがまま、唯斗は側面の大理石の壁に体の正面をぴったりとつけた。ひんやりとした感覚に、多少は意識がはっきりとする。
まっすぐ立ったことで、余計な力を使う必要がなくなり、アーサーに支えられているのもあって楽になる。
しかし、その状態でアーサーに突き上げられると、途端に事情は変わった。
壁に押しつけられていることで、両方の乳首と自身が壁に擦れ、それぞれ快感を発するのだ。
「ひッ、ん!あっ、まっ、これやば、ぁあっ!」
「はッ、そろそろ、出すよ…!」
アーサーはもともと限界が近かったらしく、唯斗の言うことも聞かずに腰をより深く打ち付けると、唯斗の中に精を吐き出した。
熱い液体が奥までぶちまけられ、さらに、それは再び魔力として体に染み渡っていく。さすがに二回も中に出されたのは初めてで、一気に体全体が熱を持ったようになった。
「…っ、!は、や、べぇ、からだ、あつい…!」
「はッ、はぁっ、…すまない、無理をさせてしまったね。僕に凭れていていいから、体を綺麗にしよう。今度こそシャワーをちゃんと浴びて出よう」