水着剣豪七色勝負−17
アーサーは下着を脱がせると、適当に床に放った。もうあれは使えないだろう。
半端に袖を通していた礼装のシャツも脱がせ、唯斗は一糸まとわぬ姿になる。
「唯斗は?何かしたいことはあるかい?してほしいことでもいいけれど」
一度唯斗をイかせたことで、アーサーは先ほどのアキレウスといたときより態度を和らげており、唯斗はまだぼんやりとする思考にあって、そのままアーサーを喜ばせたいという気に駆られる。
そこで、今まで気になっていたものの打診してこなかったことを提案してみた。
「…アーサーの、舐めてみたい」
「…え、僕のを?口で、ということかい?」
「……ん、だめ?」
唯斗は嫌がることをしたいわけではないため、嫌なら引き下がるつもりだったが、アーサーは少し顔を赤くして頷いた。
「僕としても願ってもみない申し出だ。それに…」
「…ん?」
「…着てほしいものもあったから、ちょうどいい」
アーサーはそう言うと、近くの衣装棚から衣服を取り出した。
それはなんと、カジノ・キャメロットで働いているときに唯斗が着ていたウサ耳執事服だった。
「ウサ耳執事姿の君を犯したかったんだけど、奉仕してくれるというのならその方がいい」
「…アーサーって意外とそういうとこあるよな」
なんだかんだ同じ男なのだな、と思ってしまう。
唯斗はアーサーに手渡された服を着て、律儀に頭にウサ耳をつける。どうせ立香たちが水着剣豪の試合を終えれば消える特異点だ、この衣服もともに消える定めにあるため、汚しても問題ない。
「ウサ耳ノーパン執事とは…とてもいいね……」
「…あ、っそ」
少し引きながら、唯斗はベッドの縁に座ったアーサーの足の間にしゃがむ。
まだアーサーは霊衣をきちんと着ていて、唯斗もそうだが、互いに服を着こんでいる状態だ。一方、唯斗は下着を履いていない。
「…この服どうなってんだ」
「あぁ…今、下だけ消そう」
アーサーは下に履いているものだけ消失させ、下半身だけ脱いだ。鍛えられた太ももの間で、唯斗は青い布をどかして、反り立つものにそっと触れる。
いつも唯斗の中に入ってくるアーサーのものを、根本から指を滑らせ、先端の膨らんだ亀頭部分をぐりぐりと柔らかく揉んで刺激する。
途端に息をつめたアーサーを見て、アーサーが自分の動きで快感を得ているという光景にドキドキしてきた。
ふと、唯斗は指でいじりながらアーサーに尋ねる。
「…なぁ、口でしても、キスしてくれるか?」
「?当然だろう」
「…ん、わかった」
もしかしたら口淫のあとはキスを嫌がるのでは、と思ったが、杞憂だったようだ。
そしてついに、唯斗はアーサーの大きな逸物を口に含んだ。収まりきらないだろうとはわかっていたが、思った以上に入らず、三分の二くらいがやっとだ。
口いっぱいに頬張る形となり、まずは唇と舌を使い、唾液を絡ませながら上下させていく。
「ふ…ッ、」
呼吸を乱したアーサー。無意識だろう、唯斗の頭を撫でつつも、離さないように後頭部を押さえつけるようでもある。それに気をよくした唯斗は、鈴口から裏筋の先端にかけてを舌でぐりぐりと押し付ける。
ちらりと見上げると、アーサーとばちりと目が合った。その瞬間、アーサーは目を見開いて、直後、唯斗の口の中に大量に精が吐き出された。
喉奥に勢いよく出された粘性の高い液体に、思わずせき込みそうになるが、すんでで堪えて、慌てて舌で受け止める。
通常、精液は当然、塩気を帯びた極めてまずいものであるそうだが、やはり英霊のエーテルであるからだろう、あくまで魔力が精液の形をとっただけに過ぎないため、味はしなかった。
ただ、無味無臭とはいえ粘性の高い液体が喉の奥に絡みつくのは呼吸がしづらい。
とりあえず口を離してなんとか飲み込むと、アーサーは慌ててタオルを唯斗の口元に差し出した。
「す、すまない!早く吐き出して、」
「もう飲んだ。やっぱエーテルは味しないんだな」
「そ、そうかい…?」
アーサーは困惑しつつ、タオルで口の端に垂れたものを拭おうとしたが、それより先に唯斗はそれをぺろりと舐めとった。
動きを止めたアーサーに、再度その顔を見上げようとして、むくりとアーサーのものが再び元気になったのを見てしまった。
「…すまない、僕のものを咥えたウサ耳執事の唯斗があまりエロくて…思わず口の中に出してしまった…しかも今の舐めとるところを見て……さらに……」
「……体も言葉も正直だな?」
体は正直だな、というのはありがちだが、アーサーの場合いずれも素直なようだ。どうやら唯斗のご奉仕はかなりアーサーに効いたようで、なんだか勝ったような気になる。