無謀なお前を欲している(4)

フガフガとアヒル口にされたせいで不明瞭な声を上げていた私神田幸縁。
現在空飛んでます。超展開ッスね。

『シエン!私は聞いてないぞおぉぉぉぉー…』

オプティマスの声が返事する前にフェードアウトしていく。
スタ、…星にぃに目掛けてぶん投げられたわたしは、そのままコクピットにホールインワン。
ただいまG(ゴキブリじゃないよ!)に耐えている。

「うう゛わぁあ゛あ!」

生まれてこの方一度も戦闘機に乗ったことなどない…はずなので気を失わないようにするので精一杯。
ゴソゴソ体の向きを変えて、楽な体勢を探る。でも、動くのすら辛くなったので息も絶え絶えで、思わず後ろ向きで座席にしがみつく。

「も‥ムリぃっ!」
『ブッ!…大丈夫か!』

なぜか噴きだした星にぃにが叫ぶ。
あなたが大丈夫かい?
なんて考えていると速度を上げた。どうやらサムを探しているようだ。
これからサム屋上から落ちるんだよなぁ…。

「うわぁ…」
『どうした?』
「えっ〜と」

決めた。

「……星にぃに」
『なんだ』
「私のこと、覚えていてくれる?」
『忘れるものか。お前らの様な有機生命体と一緒にされては困る』
「そっか」

ごめんよ、みんな。
さよならだ。
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