SweetiePanic!!(4)



おまけ
何故夢主が着替えたか。





《「シエン、そっちにブラックアウトがいるぞ」》
《「オッケーです!」》

小型無線の通信をぶちりと切ると堂々とターゲットに接触を図る。
こそこそ動いてもヒューマンモードに付いてる生体センサーで気づかれるからね。自然体でいいんだよ。

「あ、いた!」
『……』
「あれ?」

もうお互いに視界に入っている距離なのに、反応が無い。
手を振っても反応無し。

「ブラックアウト?」
『…』
「あう‥黒にぃに?」
『……』
「」
『』

なんか怖いよ!
…もうイタズラされたのかな?もしかして怒ってる?

「お、怒ってる?」
『…いや』

お!反応してくれた!

『スコルポノックが、誤ってアルコールを摂取してしまった。俺自身もメガトロン様から酒を賜った』
「え?じゃあ今」
『酔っている…あぁ、ブレインサーキットの反応が遅い』
「そうなんだ!…とりあえず頭を振っても反応が遅いのは変わらないんじゃないかな?」
『……そうか』
「うん。あれ、スコちゃんは?」
『ディセプティコンに割り当てられた区間に休ませてきた』
「そっか…」

あれ?

「黒にぃにさんや」
『…なんだ』
「この体勢の意味は?」
『……』

私の肩口に額を押し付け、背中に手を回してくるブラックアウト。
重い!じわじわ体重かけてくるな!腰が辛い!

『…ふふっ』
「た、楽しそうだね」
『沈め』
「え゛」

いきなりのドS発言。
そして足を払われ床に転倒。

「いてっ!」
『…』

ブラックアウトはさりげなく幸縁の首筋にキスすると、そのまま片手を転んだ拍子ではだけたスカートや太ももを触りだした。
片手に酒瓶持ったまま。

「わっ、ちょっ!」
『…』
「ストップ!やめて黒にぃに!」
『…』
「…ひゃっ!?」

ちゅ、と小さな音と共に幸縁の膝近くにキスを落とすブラックアウト。

(こいつ足フェチだ!!)

『…シエンの脚部は心地いい。ビークルモード最高』
「最高!?あ、いや、太くて悪かったね!頬ずりすんな!もう!いい加減私の足と酒瓶離さんか!」
『シエン』
「なに!?」
『…もっと罵ってくれ』
「ギャー!!ドSと見せかけてドMだったぁぁあ!!」

廊下の真ん中で騒いでいると、酔いどれむっつり真面目変態が動かなくなった。

「え?…おーい、ブラックアウト?」
『…』
「寝たの?潰れたの?夢の世界に旅立ったの?」

下から這い出してブラックアウトの頭を膝に乗せてやりながら質問責めにする。
するとブラックアウトは幸縁の膝にしがみつき、呻きながら一言振り絞った。

『…吐く』
「……っ!?」
『Owueeeeee゙』
「ギャアアアアア!!」

寝ゲロならぬ寝オイルを膝やら靴やら服やらにかけられた幸縁は、泣きながらブラックアウトのおさげを持って引きずり基地内に戻すと、通りすがりのバリケードにコスプレ衣装と酒を貰い、着替えて自棄飲みしたのだった。
しばらくブラックアウトは幸縁に口を利いて貰えなかったのは、言うまでもない。
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