彼女が◯◯の身内だった(ダンデ)+

おかしい、最近ナマエと連絡がつかない。
何故だろう。オレは何かしたのだろうか…

そう思いながらシュートシティを歩いていると、向こうから秘書のオリーヴさんとナマエがブティックに行った帰りなのか、楽しげに歩いてきた。

「ナマエ!」
名前を呼べば、
『ダンデくん!』
と嬉しそうに駆け寄ってくるナマエ。

ふぅ、とりあえず嫌われたわけでは無さそうで安心したぜ…

『最近忙しかったの?連絡したのに返ってこないから心配してたんだよ』
「?オレも何度も連絡したんだぜ…?」
『え?』

お互いに顔を見合わせていると、ダンデの視界に目線を逸らし罰の悪そうな顔をしているオリーヴが映った。

「オリーヴさん…?」
「はぁぁぁぁ」

オリーヴはとてつもなく長いため息のあと、
げんなりした顔でダンデを見た。

「そうです、わたくしが電波を妨害しておりました」「何故そんなことを…?」
「だって…」

と俯いたと思えば次の瞬間、とてつもなく怖い顔で

「ナマエを簡単にその辺の男に渡すことなんてできません!!!!だってナマエは私にとって可愛い可愛い妹なんですもの!!!!」

とヒステリックに叫んだ。

「ナマエ、どういうことだ…理解が出来ないんだが…?」
『ごめんね、ダンデくん。実は私とオリーヴさんは姉妹なの』
『知らなかったんだぜ…」

呆気にとられているダンデに、ヒステリックが治まったオリーヴはそっと

「わたくしの妹が欲しいというのでしたら…わたくしとのゲームに勝っていただけるかしら…?」

耳元で囁いた。
その瞬間、ダンデの目に炎が灯り、

「どんなゲームでも負けないぜ!◯◯がかかっているなら尚のことだ!」

と意気込んだ。

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