「ねね、これが気になる」
「あ?んだよ、ソレ」
▲▲が差し出してきたスマホの画面を覗くと、聞いたことのあるゲームがうつっていた。
「…あ?どぎめぎメモリアルっつったらお前男向けのなんかそういうゲームだろ」
「よく知ってんね」
「流石にやったこたァねェけどな」
「ふーん?」
「お前コレしてみてェの?なんで?」
「いやいや、よく見てコレガールズサイドって書いてあるやん」
「女向けもあるんかよ」
「らしいのよ。そんで昨日芸人さんがやってる実況?っての?動画?を見てたらおもしろそうでさぁ」
「ふーん。んで?買うの?」
「買ってもいいですか」
「別に俺が買うわけじゃねェんだから許可もいらねェだろ」
「嫉妬するかなって」
「バッカじゃねェの?二次元相手になァにが嫉妬だ」
「おっけ、じゃあ遠慮なく買うわ!」
▲▲はホクホクとした嬉しそうな顔でポチッと購入ボタンを押した。なんだそんな表情しやがって、なんて悪態つけばやっぱり嫉妬じゃんなんて言われる未来が想像できたから我慢した。
「ねえおもしろかったら靖友もやる?」
「やんねェだろフツーに」
「なんで〜?」
冗談気にコロコロと笑い転げている▲▲はさぞかし嬉しそうだ。んだそれ、俺がプレゼントあげた時より喜んでんじゃねェよ。
「明後日届くって〜!楽しみ」
「遠回しに明後日から忙しいですアピールすんな」
「あ、バレた?」
「バレバレだ、バーカ」
「ふふ、靖友怒ってる?」
「怒ってねェよバッカじゃねェの」
「怒ってんじゃーん」
「んでお前はそんな楽しそうなんだよ!」
「んー?愛を感じているのだよ、靖友くん」
「わけわかんねェ」
終始楽しそうな▲▲が憎いが、ソレが届くらしい明後日の方がもっと憎い。なんて、許可なんてしなきゃ良かったかな。